薬物依存からの回復を考える時、本人も家族も「本当に変われるのか」と不安になることがあります。私も入所前は迷いだらけでした。それでもナルコノンで学んだことは、薬物をやめるだけでなく、薬物を必要としない生き方を取り戻すことでした。
■ 不安の中で選んだナルコノン
ナルコノン卒業生スタッフのタコです。私は2022年にナルコノンを卒業しました。
正直に言うと、入所前はかなり迷いがありました。
「薬物リハビリ施設」と聞いても、当時の私にはどこか「どうせ治らないんじゃないか」というネガティブなイメージがあったからです。
しかも当時のナルコノンは日本にできたばかりで、私は4番目の生徒でした。
今より情報も少なく、「本当に大丈夫なのか」と何度も疑心暗鬼になりました。
もちろん、薬物を完全にやめることへの不安もありました。「本当にやめられるのか」「自分は変われるのか」。
そんな迷いを抱えながらも、私はこのチャンスを絶対に無駄にしたくないと思い、プログラムに全力で取り組むことを決めました。
ナルコノンを選んだ理由は、薬物をやめるだけでなく、薬物を必要としない生き方を学べる場所だと感じたからです。

■ 一人ひとりのペースで進める安心感
薬物依存からの回復というと、「とにかく薬物をやめること」だけに注目されがちです。
しかしナルコノンの魅力は、薬物を断つことだけではなく、「なぜ自分は薬物を必要としてきたのか」「これから薬物なしでどう生きていくのか」を、心と身体の両面から見つめ直していける点にあります。
プログラムには段階がありますが、特徴的なのは、理解していないまま先に進ませないことです。
人によって回復のスピードは違います。だからこそ、急かしたり比べたりせず、その人が本当にできるようになるまでスタッフがサポートします。
学校や社会では、理解が追いつかなくても先に進んでしまい、「自分はダメなんだ」と感じてしまうことがあります。
ナルコノンでは、他人と比べず、一つずつクリアしていくことを大切にします。
できない自分を責めるのではなく、できるまで付き合ってくれる環境があることは、回復において大きな支えになります。

■ 薬物のない人生を生きる力
ナルコノンで特に大切だと感じたのは、薬物に頼るのではなく、自分自身の力で人生に対処する技術を身につけていくことです。
人間関係、ストレス、不安、怒り、孤独。人生には心を大きく揺さぶる出来事が必ずあります。
薬物依存で苦しんでいる人の中には、人との関わりを避け、一人で抱え込んできた人もいるかもしれません。
ナルコノンでは、コミュニケーションや対人関係についても実践的に学びます。
目の前で起きていることに落ち着いて向き合う方法、人と向き合う方法を、ドリル形式で身につけていきます。
本当に難しいのは、薬物そのものをやめることだけではなく、その後の生き方を立て直していくことです。
だからこそ、「このままではいけない」「本気で人生を変えたい」と思っている人や、その家族にとって、ナルコノンは一つの大きな選択肢になると思います。
不安や迷いがあるのは当然です。それでも薬物を必要としない人生を目指したいなら、一度しっかり情報を集めて、自分の目で確かめてみてほしいです。

ナルコノン卒業生スタッフ タコ
薬物やアルコール依存について情報を得たい方へ
薬物やアルコール依存の問題に関する情報を配信します。
