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覚醒剤依存は「怠けたい人」の問題ではない


こんにちは。ナルコノンジャパン卒業生スタッフのタコです。

覚醒剤というと、「遊びで使う薬物」「悪い人が手を出すもの」というイメージを持つ方もいるかもしれません。しかし実際に多くの依存経験者と話していると、少し違う側面が見えてきます。

むしろ真面目で責任感が強く、「頑張らなければならない」と自分を追い込んでいる人ほど、覚醒剤の罠にはまってしまうことがあります。今回はその理由についてお話しします。

頑張り続けるために使い始める

覚醒剤は中枢神経を強く刺激する薬物です。

使用すると眠気や疲労感が薄れ、一時的に集中力が高まったように感じます。気分が高揚し、自信が湧いてくることもあります。

そのため最初のきっかけが、「もっと遊びたいから」ではなく、

「仕事を頑張りたい」

「家族を支えたい」

「疲れているけど休めない」

というケースも少なくありません。

実際に私が出会った人の中には、「育児と仕事を両立するために使い始めた」「長時間労働を乗り切るためだった」と話す人もいました。

最初は前向きな理由だったとしても、薬物に頼って頑張る習慣ができると、やがて覚醒剤なしでは生活できない状態へと変わっていきます。

いつの間にか薬物が生活の一部になる

覚醒剤依存の怖いところは、薬物を使うことが特別な行為ではなくなってしまうことです。

毎朝コーヒーを飲むように、毎日食事をするように、覚醒剤を使うことが生活の一部になっていきます。

すると、

「今日は忙しいから必要だ」

「今だけだから」

「これがないと頑張れない」

という考えが強くなります。

しかし実際には、覚醒剤によって失われていくものの方がはるかに大きいのです。

健康、人間関係、仕事、信用、そして自分自身への信頼。

最初は人生を良くしようとしていたはずなのに、気づけば人生そのものが薬物中心になってしまう。それが依存の恐ろしさです。

回復とは自分を取り戻すこと

薬物依存から回復した人たちに共通しているのは、「もう薬物は必要ない」と心から思えるようになったことです。

あるナルコノン卒業生は、

「過去は変えられない。でも自分のしたことの責任は取れる」

と話していました。

依存からの回復とは、単に薬物をやめることではありません。

嘘をつかなくなること。

逃げなくなること。

正直に生きられるようになること。

そして自分自身を信頼できるようになることです。

もしご家族や大切な人が薬物の問題を抱えているなら、「なぜそんなことをするのか」と責める前に、その人がどれほど無理をして頑張っていたのかという視点も持っていただけたらと思います。

回復への第一歩は、理解することから始まります。

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