薬物をやめようとしている時に、突然「使いたい」という欲求が出ることがあります。
それは意志が弱いからではありません。
大切なのは、欲求を一人で抱え込まず、その場を離れ、誰かにつながる行動を取ることです。
欲求は突然やってくる

ナルコノン卒業生スタッフのタコです。
薬物をやめようとしている時、「もう大丈夫」と思っていたのに、突然強い欲求が出ることがあります。
夜、一人でいる時。昔の友人から連絡が来た時。嫌なことがあって、どうでもよくなった時。
ふとした瞬間に、頭の中で薬物の記憶がよみがえることがあります。私もそういう感覚を知っています。
だから、欲求が出たことだけで「自分はダメだ」と思わなくて大丈夫です。
それは回復が失敗したという意味ではありません。
むしろ、そこでどう行動するかが大切です。薬物依存の怖さは、欲求が出た瞬間に視野が狭くなることです。
「今だけなら」「一回だけなら」「これで最後にすればいい」と考えやすくなる。
そういう時は、頭の中で一人会議を続けない方がいいです。
まずは場所を変える。スマホを置く。
外に出る。水を飲む。深呼吸する。
小さくても、流れを切る行動が必要です。
引き金から離れる

薬物欲求が出た時に大切なのは、気合いで我慢することではありません。
自分を危ない場所から離すことです。使っていた場所、連絡を取っていた相手、思い出す音楽、時間帯、孤独感、怒り、不安。
人によって引き金は違います。
私の場合も、薬物そのものだけでなく、その周辺にある雰囲気や人間関係が欲求と結びついていました。
だからこそ、「自分は何に反応しやすいのか」を知ることは大切です。
もし昔の仲間から連絡が来たなら、すぐ返事をしない。行くと危ない場所があるなら、近づかない。
どうでもよくなっている自分に気づいたら、「今の自分は正常な判断がしづらい」と認める。
これは逃げではありません。自分を守る行動です。
薬物をやめるというのは、ただ薬物を遠ざけることだけではなく、自分が危なくなる流れを知り、その流れから抜ける力を身につけていくことでもあります。
一人で抱えない

欲求が出た時に一番危ないのは、一人で抱え込むことです。
頭の中だけで戦っていると、薬物を使う理由はいくらでも出てきます。
「今日はつらかったから」
「誰にも迷惑をかけなければいい」
「明日からまた頑張ればいい」
でも、誰かに話すだけで、その流れが止まることがあります。
考えがまとまっていなくてもいいです。「今ちょっと危ない」「使いたい気持ちが出ている」と言えるだけで、大きな一歩です。
ナルコノンで私が学んだのは、薬物を我慢して止めることだけではありません。
薬物を必要としない生き方、コミュニケーション、自立、そして自分を危険な状態から戻す方法です。
欲求が出ることは恥ではありません。
大切なのは、その時にどこにつながるかです。
もし今、一人で止めようとして苦しくなっているなら、見学だけでも、電話だけでも構いません。
最初の連絡は、問題解決に向かう大きな行動です。
ナルコノン卒業生スタッフ タコ
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