こんにちは、スタッフのアユです。
現在日本でも問題となっているのが、市販薬や処方薬など、合法である薬を本来の目的外で乱用するケースです。アッパー系、ダウナー系と呼ばれたり、OD(過剰摂取)されたり、まるで違法薬物のような扱いです。今日はこの問題について見ていきましょう。
◆市販薬ODについて、まとめて読みたい方はこちらのページがおすすめ
⇒市販薬ODブログまとめ
「市販薬ODしたい」…ODとは何か?
ODって何だろう?と思った方もいると思います。
これは、オーバードーズ(overdose)といって、日本語では過剰摂取といわれます。
過剰な量の薬物を一度に摂取するという、命に関わる大変危険な行為です。
(関連記事:ブロンは薬の中でもメンヘラが飲むって誰が言ったのだろう)
(関連記事:【市販薬乱用】パブロンのODのやり方をシェアする若者たち)
違法薬物である、覚せい剤、大麻、コカインなど…これらを摂取することは心身に害を及ぼすことは知れ渡っていますが、市販薬や処方薬も、使用方法を間違えば命に危険が伴います。
現在は、特にSNS上で”気軽に”この言葉が「ODしたい」などという風に使われています。
市販薬や処方薬を、売買し乱用する若者たち。特にツイッターは匿名性が高く、薬物の取引の温床となっていることが問題にもなっています。
アッパー系?違法薬物のように扱われる市販薬や処方薬
薬物には、アッパー系、ダウナー系があると言われています。
アッパーは、UP(アップ)するので、ハイになる、気分が高揚する、躁状態になること。
ダウナーは、DOWN(ダウン)するので、落ち着く、ゆったりした気分になる、動けなくなる、などのことです。
これが、処方薬や市販薬にもあると言われ、乱用されています。
例えば、上記の画像にあるもので説明すると・・・
デパス→抗不安薬
(不安を打ち消すため、高揚させる作用があるのでアッパー系)
ブロン→市販の咳止め薬
(麻薬成分のひとつ、ジヒドロコデインリン酸塩が含まれており、覚せい剤のような作用を引き起こすと言われる=アッパー系)
(参照URL:全日本民医連HP – くすりの話 4 咳止め液が覚醒剤に?)
サイレース(ロヒプノール)、ハルシオン→鎮静剤・安定剤
(落ち着かせる作用があるため、ダウンするのでダウナー系)
このように見てみると、使用用途を誤るがために、まるで違法薬物と同じような”効果を期待”して使われてしまっていることが分かります。ましてやこれらをOD(過剰摂取)するなどとは、危険極まりない行為です。
(関連記事:処方薬のODや乱用をブログにする若者たちへ)
市販薬や処方薬は正しく使用すること
以前の私のブログでも紹介したのですが、薬物には作用の段階があります。それは、
- 動きが速くなる
- 動きがゆっくりになる
- 意識がなくなる、寝る
- 死ぬ
この4段階です。(関連記事:お酒を飲んで寝るのは気絶なのでしょうか)
これを踏まえると、アッパー系と言われているものは段階①に値し、ダウナー系と呼ばれるものは②に当てはまるでしょう。
アッパー系と言われるものも取り続ければこの段階を進み、やがては死に至ります。
ダウナー系と言われるものは、単に薬物の影響が強い、または多いために、より心身への影響が進んでいるということを示しているにすぎません。ODをすれば、それは急速な影響を引き起こすために突然死ぬことがあってもおかしくありません。
処方薬が、なぜ資格のある医師から処方されるのでしょうか。
市販薬はなぜ用法・容量を守るように書かれているのでしょうか。
それは正しく使わなければ、命にかかわるからです。
もともとは、人を助けるために生まれた薬です。
それを乱用することは、人の助けにはなりません。
薬物乱用の裏には、人生での行き詰まりや、自信の喪失、うまくいかなかったものごとなど、その個人の抱える問題があります。
その問題を何とかしない限り、薬物を使おうかお酒に逃げようが、あなたは苦しいままです。
ナルコノンにご連絡ください。
スタッフが真剣にお話をお聞きします。
依存から抜け出す道はここにあります。
◆市販薬ODについて、まとめて読みたい方はこちらのページがおすすめ
⇒市販薬ODブログまとめ
薬物やアルコール依存について情報を得たい方へ
薬物やアルコール依存の問題に関する情報を配信します。