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強制的に薬物リハビリに連れて行っても意味ないですよね?


薬物依存のご家族を持つ方から、最も聞かれる質問のひとつがこれです。
「強制的に薬物リハビリに連れて行っても意味ないですよね?」
今日は、この質問に的確に答えている海外の記事を、日本語版でお届けします。大切な人を心から救いたいと思い、このブログに辿りついてくれた、真剣なあなたのための記事です。

元のブログ(英語版)はこちら(Should Addiction Treatment be Forced?)からお読みいただけます。

薬物依存者はそもそも自ら助けを求めない

薬物やアルコール依存は、かなり緊張感とストレスの多いテーマです。薬物やアルコール依存にはさまざまなドラマや困難があるため、多くの人がこの話題にあまり触れたがらないようです。それは、ある意味当然のことです。まず、薬物やアルコール依存はあまり理解されていません。次に、依存に苦しんでいる人にとっては、それが修復不可能な、破壊的な問題になっていく傾向があります。なぜならそこには、治療法や手を打てそうな解決策が存在しないように感じられるからです。

薬物やアルコール依存を克服するには、依存治療プログラムや、何らかの回復を支援する団体の助けを借りるのがベストであるということは、よく知られているでしょう。このようなプログラムには、依存の習慣から抜け出すのに必要なツール、効果的なカウンセリング方法、解毒施設が備わっています。薬物やアルコールのリハビリ・センターは全国に何千もあり、毎年何十万人もの薬物やアルコール依存者の依存習慣の克服に貢献しています。

しかし問題は、薬物やアルコール依存者は多くの場合、助けを求めないということです。実際、彼らは治療を受ける機会があっても、それには全く消極的であることが多いと言えます。このため、薬物依存者のご家族は、彼らを薬物リハビリ施設に強制的に入れることが正しいのだろうか、道徳的に問題ないのだろうかと疑問に思うことになります。

ご家族の皆さんは、問題にぶち当たったと感じるでしょう。依存に陥ってしまった自分の大切な人は、助けを受けなければ死んでしまうかもしれないのに…マイナス面しかない筋書きに陥ります。にもかかわらず本人には命を救うその助けを拒否される…では、一体ご家族はどうすればいいのでしょう?強制的にリハビリに行かせて大丈夫なのでしょうか?

この問題に関する異なる視点

人生には緊張感のある問題がさまざま起こるものですが、人によってその見解は異なります。そのような他の問題と同様に、薬物やアルコール依存症、そしてその治療の価値についても、人によって見解は異なるものです。リハビリを強制するのは問題ないと考える人も、そうでない人もいます。双方の視点を見比べ、それぞれ背後にある理由を見てみましょう。

本人にリハビリを強制しても良いと考える人たちがいます。「これが彼のためだから」…全くその通りです。あるいは「何もしないよりマシ」であり、本人が行きたくないとしても、実際にそこに行けば落ち着くだろうという考えです。

一方で、治療は本人が喜んで受ける場合に限り効果があるのだと強く信じる人もいます。彼らは、薬物依存の治療が成功するには、本人の十分な意欲、いかに真面目に参加するか、プログラムとスタッフのスキル、知識、効率性の組み合わせが必要であると信じています。

薬物依存からの回復に意欲が鍵となる理由

私たちが、彼らを薬物依存の悪しき習慣から確実に克服できるよう助けたいと思うのは大切なポイントです。そして、それと同じくらい大切なのは、そもそも彼らが実際に助けを受ける意欲があるのかを確認することです。多くの場合、ご本人は全く助けを求めていないように見えるので、私たちはいくらか惨めな気持ちを味わうことになるかもしれません。しかし幸運なことに、ご本人が確実に助けを求めるよう、私たちにできることはあります。

効果的な行動3選

1.介入

介入がその1番目に来るでしょう。介入の技術は、助けを受けるつもりのなかった人を、絶対に助けが必要だという考えに変えるために行う、非常に強力な一連の方法とアプローチです。介入を確実に成功させるには、専門家の助けを借りるのがベストです。自分たちだけで行って成功する可能性もありますが、その結果は保証されません。

2.厳しい愛情

もう1つ成功につながる行動は「厳しい愛情」です。 実際には、その愛は「厳しい」ので愛情は含まれていませんから、「厳しい愛情」というネーミングも正しくないかもしれませんが…。ほとんどの場合、これは単に依存者が依存行為を継続できないようにすることを指します。

ご家族が依存者に、お金、携帯電話、住む場所、食べ物、家族の車、その他の支援を与えると、依存者の生活は楽になり、自分は本来助けを得る必要があるという考えに至ることを、本質的に妨げます。

ご家族は、依存者とのつながりを維持する必要がありますし、彼らを愛し、コミュニケーションを取り、助けが必要だと主張する必要があります。しかし、実際にご本人の身体を改善させたり、生活を楽にするということはどうあがいてもできません。それをすれば、ご本人が薬物やアルコールをもっと容易に使い続けられるようになるだけであり、ようするに、依存に対して真に助けが必要だと気づかないままにしてしまいます。

3.薬物依存克服の活動に参加する

さらにもう1つの成功につながる行動は、薬物依存から回復させたり、断酒断薬へ導く活動を支援することです。たとえば、リハビリについて話す・興味を示す、支援者のメンバーや相談員に会いに行く、薬物を断つことに興味を示す、治療薬をやめて自然な代替療法に切り替えるなど、彼らが薬物を断とうと努力するときに関わろうとするこれらの取り組みは、すべて強力にサポートされるべきです。

薬物をやめるということは、ある日薬物依存になり、次の日にはリハビリでキレイになるというような、必ずしも白黒はっきりした瞬間的なものではありません。多くの場合、時間をかけて徐々に変わっていきます。ご家族はその変化に目を向け、それを利用して支援の準備をしておく必要があります。

薬物依存の治療は双方向です。最高の薬物依存治療センターでも、本人がはなから望まないのであれば、薬物依存を克服した者を生み出すことはできません。
薬物乱用の習慣を克服するには個人の意欲が鍵となるため、治療を強制するのは必ずしも良いことではありませんが、多くのアプローチや技術があると言えます。あなたの大切な人が必要とする助けを得てもらえるよう、ぜひ利用してください。

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以上が、海外からの記事でした。

実際の行動に移すことは、勇気を必要とすることかもしれません。しかし、問題は向き合うことでのみ解決することができます。
克服して幸せを手に入れた卒業生たちが、ナルコノンにはいます。あなたもその一員になってください。ご連絡をお待ちしています。

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