子供から「マリファナをやったら、なんでダメなの?」と聞かれた時、親はどう答えればいいのでしょうか。
怖がらせるより大切なのは、薬物が人生の楽しさや自分で判断する力を奪う可能性を、誠実に伝えることです。
怖がらせるだけでは伝わらない
ナルコノン卒業生スタッフのタコです。
子供に突然「マリファナをやったら、なんでダメなの?」と聞かれたら、あなたはどう答えるでしょうか。
私の考えでは、これが絶対に正解という答えはありません。ただ一つ言えるのは、とにかく怖がらせるためにリスクだけを伝える方法は、あまり効果的ではないということです。
「吸ったら記憶力が落ちる」
「学力が下がる」
と説明しても、世の中には一見それに当てはまらないように見える人もいます。
すると子供は「じゃあ大丈夫なんじゃないか」と感じるかもしれません。
「法律で禁止されているからダメ」
「捕まったら人生が終わる」という説明も、確かに抑止力にはなります。
けれど「バレなければいいの?」「合法な国ならいいの?」と返されることも想像できます。
だからこそ、子供であっても一人の人間として、誠実に向き合うことが大切です。

人生を楽しむ力を守る
私が子供に伝えるなら、薬物がダメな理由を法律や学力だけに置きません。
もっと本質的には、「自分の人生を自分で楽しめなくなる可能性があるから」と伝えます。
薬物を使うと、一時的に気分が上がったり、楽になったりすることがあります。
だから人は惹かれてしまいます。でもその代わりに、少しずつ奪われていくものがあります。
何気ないことで笑える力、誰かと過ごす時間を楽しめる感覚、日常の中に小さな幸せを見つける力です。
最初は「楽しくなるため」に使っていたはずが、気がつけば「普通でいるため」に使うようになる経験を私はしました。
もちろん、すべての人が一度でそうなるわけではありません。
しかし「大丈夫だった人」だけを見て判断するのは危険です。本当に苦しんでいる人ほど、表には出てこないからです。
薬物によって失われた感覚を取り戻すには、想像以上に時間とエネルギーがかかることを、私は実体験として知っています。

自分で判断できる子に育てる
大切なのは、正解の言葉を探し続けることだけではありません。
頭ごなしに否定しないこと、話を最後まで聞くこと、「ダメ」と言う前に、なぜそう思ったのかを理解しようとすることです。
子供は判断能力や知識がまだ育っている途中ですが、一つの人格を持った人間です。
「そう考えたんだね。分かった」と受け止めた上で、「それで、どうしてそう思ったの?」と聞いてみる。
もし間違ったことを言っているように見えても、まず最後まで聞く。
よく分からなければ、「ごめん、それってどういう意味かな?」と聞く。
こうした姿勢が、子供の安心感と自立を育てます。
本当に大切なのは、子供が将来、外で薬物を勧められた時に、自分の意思で正しい判断ができる大人になることです。
もしすでにコミュニケーションが難しい、薬物のことで不安があるという場合は、家族だけで抱え込まないでください。
ナルコノンでは、薬物をやめることだけでなく、薬物を必要としない人生を目指すサポートをしています。電話相談は無料です。

ナルコノン卒業生スタッフ タコ
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