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薬物をやめたいのにやめられない。そんなときに大切な「自己受容」とは?


薬物をやめようと決意しても、なかなかやめられない。そんな人の中には、真面目で完璧主義な人も少なくないのではないでしょうか。大切なのは、うまくいかない自分を責め続けることではなく、まずは今日一日、できることから始めることです。

一生やめると思うと苦しくなる

こんにちは。薬物リハビリ施設、ナルコノンジャパンの卒業生、タコです。

薬物をやめたいと思っているのに、なかなかやめられない。そんな悩みを抱えている人の中には、真面目で、何事も完璧にやり遂げようとする人もいるのではないかと、私は感じています。

「もう二度と薬物を使わない」
「一生、薬物をやめ続ける」
「今度こそ、自分を完全に変える」

このように強く決意することは、もちろん大切です。しかし、目標が大きすぎると、「一生やめ続けるなんて、自分にできるのだろうか」「本当に最後までやり遂げられるのだろうか」と、不安やプレッシャーを感じてしまうことがあります。

そして、もし再び薬物を使ってしまったらどうでしょう。

「一生やめる」と決めた自分との約束を破ってしまったと感じ、自分は意志が弱い、根気がない、どうせ変わることなんてできないと、自分自身を責めてしまうかもしれません。

もちろん、再使用を軽く考えてよいわけではありません。しかし、使ってしまった自分を全面的に否定してしまうと、心はますます苦しくなります。その苦しさから逃れるために、再び薬物に頼りたくなってしまうこともあります。

だからこそ、最初から一生という長い時間を考えすぎず、まずは「今日一日だけ使わない」「今この瞬間は使わない」という、小さな目標から始めてみることも大切なのです。

自己肯定よりも自己受容

薬物をやめようとしている人にとって、必要なのは無理に自分を好きになろうとすることだけではありません。まず大切にしたいのが、自分自身を受け入れる「自己受容」です。

自己肯定とは、「自分には価値がある」「自分ならできる」と、自分を前向きに評価することです。それに対して自己受容とは、自分の良いところだけでなく、弱さや失敗も含めて、今の自分の状態をありのままに認めることです。

例えば、薬物をやめようと決意し、一日使わずに過ごせたとします。しかし、その翌日に再使用してしまった。そんなとき、「やっぱり自分はダメな人間だ」とすべてを否定するのではなく、「一日使わずに過ごすことができた」「自分なりにやめようと努力していた」と振り返ることもできます。

これは、再使用を正当化したり、薬物を使った事実から目をそらしたりすることではありません。大切なのは、起きたことをきちんと受け止めながら、自分を必要以上に責め続けないことです。やめようと努力した自分や、少しでも踏みとどまろうとした自分にも目を向けてみましょう。

自己受容は、生まれ持った性格だけで決まるものではありません。日々の考え方や行動を通して、少しずつ身につけていくことができます。すぐに別人になる必要はありません。自分自身に対する見方を、少しずつ変えていくことが大切なのです。

小さな一歩を認める

自己受容のために、特別なことをする必要はありません。

例えば、薬物を使いたくなったとき、すぐに手を出さずに踏みとどまれた。誰かに相談しようと思えた。薬物のことが頭に浮かんだけれど、実際には使わずに過ごせた。こうした小さな行動を、自分自身で認めていくことから始められます。

「今日は一日、薬物を使わずに過ごせた」
「使いたくなったけれど、踏みとどまることができた」
「再使用してしまったけれど、もう一度やめたいと思っている」
「誰かに相談してみようと思えた」
「助けを求める一歩を踏み出そうとしている」

こうした行動も、回復に向かうための大切な一歩です。

薬物の問題を抱えていると、薬物を使ってしまう自分を「ダメな人間だ」と決めつけ、自分の価値まで否定してしまうことがあります。しかし、失敗や弱さのある自分も含めて受け入れられるようになると、自分を責めることだけにとらわれず、これからどうすれば薬物を必要としない生活を送れるのかを考えられるようになります。

一人で自分を受け入れ続けることが難しいときは、周囲の人や専門的な支援を頼ってください。薬物の問題は、気合いや根性だけで解決できるとは限りません。誰かの力を借りながら、少しずつ前に進んでいくことも大切です。

ナルコノンジャパンでは、薬物を必要としない人生を目指す人をサポートしています。

最初から完璧を目指す必要はありません。うまくいかない自分を責めるのではなく、今の自分を受け入れながら、今日できることから始めてみましょう。

回復とは、完璧な自分になることではなく、少しずつ自分自身と人生を取り戻していくことです。

焦らず、一歩ずつ、薬物のない新しい人生を築いていきましょう。

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