覚醒剤が危険なのは、身体への影響だけではありません。強い依存性によって嘘が増え、家族や友人との信頼を失い、最後には自分自身への信頼まで壊してしまうことがあります。
覚醒剤は信頼を壊していく

こんにちは。薬物リハビリ施設ナルコノンジャパン卒業生のタコです。
覚醒剤は、違法薬物の中でも人生の破綻を招きやすい薬物です。その大きな理由の一つは、非常に強い依存性にあります。
覚醒剤を手放せなくなった人は、それを手に入れるために嘘をつくようになります。最初は小さな嘘かもしれません。しかし、使用が続くほど、薬物を隠すための嘘、買うためのお金を作るための嘘、予定を飛ばした理由を説明するための嘘が増えていきます。
お金がない場合には、家族のお金に手を出したり、借りたお金を返さなかったり、人の物を勝手に売ってしまったりすることもあります。そうした行動は、家族や友人との関係に大きなトラブルを生みます。
たとえお金に余裕があったとしても、別の形で嘘は生まれます。仕事だと嘘をついてホテルにこもり、覚醒剤を使い続ける。約束の時間になっても現れない。連絡が取れなくなる。最初は周囲も許してくれるかもしれません。しかし、それが何度も続けば、少しずつ信用は失われていきます。
覚醒剤の怖さは、薬物そのものの作用だけではありません。人との約束を壊し、信頼関係を壊し、やがて孤立へ向かわせてしまうことにもあるのです。
一番失うのは自分への信頼

覚醒剤によって失われるものは、お金や人間関係だけではありません。一番大きく失われるものは、自分自身への信頼かもしれません。
覚醒剤を使っている人の多くは、「もうこれで最後にしよう」と何度も自分に言い聞かせます。
「今日で終わりにする」
「今回は本当に最後」
「もう二度と買わない」
「次からはちゃんとする」
そうやって自分と約束します。しかし、その約束を何度も破ってしまう。やめたいと思っているのに、また使ってしまう。その繰り返しの中で、自分に対する信頼が削られていきます。
「自分は意思が弱い」
「どうせまた失敗する」
「何を決めても守れない」
「自分はもうダメだ」
そう感じるようになると、覚醒剤をやめること自体がますます難しくなります。なぜなら、自分で自分のことを信じられなくなってしまうからです。
覚醒剤の本当の恐ろしさは、身体や生活を壊すだけではなく、「自分は変われる」という感覚まで奪ってしまうことにあります。自信を失い、孤立し、また薬物に逃げる。その悪循環が、人生をさらに苦しいものにしていきます。
人生を取り戻す道はある
では、覚醒剤を使用してしまった人は、もう人生が終わりなのでしょうか。
決してそうではありません。

大切なのは、「一人ではやめられない状態にある」という事実を受け入れることです。それは負けを認めることではありません。自分の状態を正しく見て、回復のために必要な助けを選ぶということです。
一人で何度もやめようとして失敗したからといって、もう変われないわけではありません。必要なのは、正しい環境と、専門的なサポート、そして本人が「薬物を断ち切って人生をやり直したい」と本気で取り組む姿勢です。
世の中で多くの物事は、それをきちんと成し遂げるためには一人ではなく、協力者のサポートを得ながら行なっていくものであるということを忘れないでください。
あなたは一人で隠れて薬物を使用していたので、一人で頑張ってやめなければと誤解しているかもしれませんが、それはとても建設的ではありません。
ナルコノンジャパンでは、覚醒剤をはじめとする違法薬物によって自信を失った人が、薬物を必要としない人生へ向かうためのプログラムを提供しています。
薬物をただ我慢して止めるのではなく、身体の状態を整え、生活を立て直し、人間関係や自分の人生と向き合いながら、再び社会の中で生きる力を取り戻していきます。
もちろん、プログラムは魔法ではありません。本人が真摯に取り組むことはとても重要です。しかし、薬物を本気で断ち切りたいという思いがあるなら、そこから人生を立て直す道はあります。
覚醒剤は、信頼を壊し、自信を奪い、人生を孤立へ向かわせます。けれど、回復の道を選ぶことはできます。
もし今、覚醒剤をやめたいのにやめられない、家族が覚醒剤の問題で悩んでいるという方がいるなら、一人で抱え込まず、ナルコノンジャパンへご相談ください。
薬物に奪われた人生を取り戻すための一歩を、私たちは喜んでお手伝いします。