ナルコノン卒業生スタッフのタコです。
あなたは、子供にこう聞かれたらどう答えますか?
「マリファナをやったら、なんでダメなの?」
唐突にこんな質問をされたとき、
どう答えるのが正解なのでしょうか。
▪️模範的な回答が逆効果になることも
私の考えでは、これが絶対に正しいという答えはありません。
ただ一つ言えるのは、
とにかく怖がらせるためにリスクだけを伝える方法は、
あまり効果的ではないということです。

例えば、
「吸ったら記憶力が落ちる」
「学力が下がる」
こういった説明をしても、
世の中にはそれに当てはまらない例がいくらでもあります。
実際に、頭が良くて魅力的に見える人が
薬物を使っているケースを目にしたとき、
「じゃあ大丈夫なんじゃないか」

そう感じてしまう可能性もあります。
では、
「法律で禁止されているからダメ」
「捕まったら人生が終わる」
こういった説明はどうでしょうか。
確かに抑止力にはなるかもしれません。
ですが、
「バレなければいいの?」
「合法な国ならいいの?」
そんなふうに返されてしまうことも、なんか想像できますよね。

▪️子供であっても一人の人間として誠実に回答する
では、どう伝えるのがいいのでしょうか。
私自身の考えとしては、
ダメな理由を外側に求めすぎないことが大切だと思っています。
薬物がダメな理由は、
法律でも、学力でもありません。
もっとシンプルで本質的なものです。
「自分の人生を自分で楽しめなくなる可能性があるから」です。
薬物を使うと、一時的に気分が上がったり、楽になったりします。
だからこそ、人は惹かれてしまう。
でもその代わりに、少しずつ奪われていくものがあります。
それは、
何気ないことで笑える力
誰かと過ごす時間を楽しめる感覚
日常の中に小さな幸せを見つける力

最初は「楽しくなるため」に使っていたはずが、
気がつけば「普通でいるため」に使うようになる。
そして、シラフでは何をしてもつまらないと感じてしまう。
これは、子供に対しても同じです。
「やったらダメ」と押さえつけるよりも、
👉 一時的な楽しさの裏にあるリスク
👉 本来の感覚を失う可能性
こういった“本質”を伝えることの方が、
ずっと意味があると感じています。
もちろん、すべての人が一度でそうなるわけではありません。
「大丈夫だった人」もいます。
でも、その情報だけで判断するのは危険です。
なぜなら、
本当に苦しんでいる人ほど、表に出てこないからです。
これは実体験としても言えることですが、
薬物によって失われた感覚を取り戻すのは、
想像以上に時間とエネルギーがかかります。
だから私は、子供にこう伝えます。

「そう考えてることはよく分かった。やるかやらないかは自由だと思う。
でも、自分の人生をちゃんと楽しみたいなら、
その可能性をわざわざ下げる選択はしなくてもいいんじゃないかな」
■ 子供を自立した大人に育てることが薬物をやらないことに直結する
ここまで読んで、
「じゃあ実際にどう関わればいいのか」と悩む方もいると思います。
大切なのは、正解の言葉を探し続けることではありません。
それよりも、
👉 頭ごなしに否定しない
👉 話を最後まで聞く
👉 「ダメ」と言う前に、なぜそう思ったのかを理解しようとする
こういった関わり方の積み重ねが、信頼関係と子供の自立を育んでいきます。
子供は判断能力や知識がまだ未成熟で備わっていないだけで、一つの人格を持った一人の人間です。
子供の言っていることを頭ごなしに否定することは、子供の人格を尊重していないことになります。
子供が自分なりに考えて思ったことを「そう考えたんだね。分かった。」と受け止めてあげることは、どんなに小さな子供も自分の話を聞いて理解してくれたと非常に安心します。
親であるあなたは理解の意を示した上で、「それで、どうしてそう思ったの?」と聞いてみましょう。
もし間違ったことを言っていると思ってもきちんと最後まで話を聞いて、「分かった(あなたがそう考えているんだねってことは)」と返事をしましょう。
もしもよく分からなければ、また聞くのです。
「ごめん、それってどういう意味かな?詳しく教えて」
理解しようとする姿勢・興味を持つ姿勢を子供に全力で示しましょう。
親であるあなたが上記のことをしっかりと行うと、すぐに子供にも変化が現れます。
子供もあなたがそうしたように同じコミュニケーションをしてくれるようになります。
あなたは子供に薬物をやらない人になって欲しいと思っていると思います。
だけど、本質はこうではありませんか?
子供が将来、外で薬物をやるかの判断に迫られた時に、自分の意思で正しい判断ができる
「自立した大人」へと成長してくれること。

自立した子供を育てるためには、小さな頃から子供のことを一人の成人していない立派な人間として平等に尊敬して扱うことです。
そしてもう一つ大切なことがあります。
それは、今の時代は小学生でも中学生でも違法薬物を簡単に仕入れられてしまう時代であるということです。
ですから、子供が小さな頃から自立した大人になるための親としての在り方を学びましょう。
くれぐれも、自立した子に育てるために厳しく躾けるなどといった自己の判断はやめましょう。学んだり相談したりするべきです。
すでに子供が大きくなり、コミュニケーションがアウトしている。どのように接したらいいか分からない場合。
とにかく家族だけで抱え込まないことです。

ナルコノンは、かなりの薬物依存に陥った私に上記のような記事をちゃんと書けるような知識を提供してくれました。
私にとっては薬物を止めるだけではなく、それ以上に大切な道徳観を学ばせてくれたと感謝しています。
薬物の問題はとても複雑です。
薬物をやるようになった背景もセットで見直さなければ、根本の解決にはなりません。
本人の意思だけでどうにかなるものでもありません。
だからこそ、
専門的な知識とサポートが必要になる場面が多くあります。
■薬物問題を相談できる相手は限られている
もし今、
「どう接したらいいのか分からない」
「このままで大丈夫なのか不安」
そう感じているなら、
一度、専門の場所に相談してみてください。
あまり表沙汰にしたくない。
とりあえず家で様子を見ようは悪化の一途をたどります。
あまりにも直面できないと、「もしかしたらマリファナくらい時間が経てば自然にやめてくれるかも」など、問題を軽く捉えてその場をやり過ごそうとする心理が働くかもしれません。
子供が違法薬物を使っているのは非常に危険な状態です。
命に関わります。
電話番号を記載しておきます。
0423-26-7603
24時間ご対応します。

見学だけでも構いません。
薬物を断つことは、簡単なことではありません。
でも、正しい方法と環境があれば、回復は可能です。
あなたの大切な人が、
もう一度“普通に笑える日常”を取り戻すために。
その一歩を、家族であるあなたから始めてみてください。
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