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薬物依存から抜け出す人が辿り着く“たった一つの境地”


薬物依存は意志の力では止められないのであれば、一体どうしたら止められるのか。

答えは難しいようで簡単です。

「もう自分には必要ない」と思えるようになることです。

依存の真っ只中にいる間は、とても難しいことのように感じることでしょう。私自身もそうでした。

ですが、最終的に薬物依存を克服するために必要なのは、我慢や気合いではありません。

「自分にはもう必要ない」と心から思える状態にたどり着くことこそが、本当の意味での寛解なのです。

■ “必要ない”と思えない本当の理由

では、どうしたらその境地に辿り着けるのでしょうか。

それは、薬物に頼って得ていたものを、薬物なしでも得られるようになることです。

ここでいうのは、多幸感を得るということではありません。
多幸感とは「薬物などによる過度な幸福感」であり、本来の幸せとは違います。

本当に必要なのは、
小さな幸せに気づくこと。
当たり前の中にある喜びや感謝を感じられることです。

例えば、朝の散歩をしているときに、知らない人と挨拶を交わし、少し言葉を交わす。
それだけのことでも、なぜか心が温かくなったり、気持ちが軽くなったりすることがあります。

こういった何気ない瞬間の中に、本来の心地よさや安心感は存在しています。

薬物依存にあると、人は“今ここ”に意識がありません。
過去や未来、空想に意識が奪われ、目の前の現実を感じる力が弱くなっています。

だからこそ、本来なら感じられるはずの美しさや楽しさを、見逃してしまうのです。

■ 薬があることで失っていたもの

私自身、薬物を使用していた頃は、常に隠し事のある人生を生きていました。

旅行に行くときですら、
「どこにどうやって隠すか」
「どうやって現地で使うか」
そんなことばかりに意識が向いていました。

それは、純粋に旅行を楽しんでいる状態とは言えません。

薬がないとつまらないと感じるのは、脳が薬物に支配されているからです。
本当は、薬がないからこそ楽しめることの方が、ずっと多いのです。

例えば、予定を気にせずにぐっすり眠れること。
翌朝、スッキリとした頭で目覚めて「今日もやってみよう」と思えること。
誰かと過ごす時間に、隠し事や後ろめたさを感じずに心から笑えること。

こういった“当たり前の安心感”こそが、薬物を使っていたときには得られなかった、本当の豊かさです。

■ 本当の回復とは何か

薬物がないとつまらない状態から、
「薬物がない方が楽で楽しい」と思える状態へ。

そこにたどり着くことが、依存から抜け出す本質です。

一人でそこに到達するのは簡単ではありません。
ですが、人は必ず変われます。

私自身、すべてを失いかけたところから、もう一度生きる意味を見つけました。

依存していたときに持っていた行動力やエネルギーは、本来とても大きな力です。
それを正しい方向に使えば、人生は大きく変わります。

もし今、「もう無理かもしれない」と感じているなら。
それは終わりではなく、始まりです。

ナルコノンプログラムはあなたに薬物のない人生を送るためのプログラムを提供できます。
しかし、それが最終的に成功するかどうかは本人のやる気にかかっています。

もう一度、生きる希望を持てたとき、
人は想像以上の力を発揮します。

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