薬物リハビリ施設ナルコノンジャパンのアンソニーです。突然ですが「パキパキ」ってなんのことでしょう?一体どんな意味があるのでしょうか。今回は、一部の人が使う「パキパキ」という言葉についてお話ししていきますよ。
パキパキは「折れる」音ではない
今回取り扱う「パキパキ」という言葉は、あなたが知っている意味とは少し違うかもしれません。一般的に「パキパキ」という擬音語は、木やガラスなどの物が折れる音を指しますよね。木がパキっと折れたり、スマホを落として画面がパキパキになったりと、普通はこういうふうに使います。
ただスラング的な使い方で「パキパキ」というと、実はアッパー系の薬物でキマっている様子を指し示す用語になるのです。覚醒剤やコカインなどの薬物使用者は、頻繁にこの用語を使います。「あいつパキパキになってる」とか「今パキパキだわー」みたいな具合に使います。「パキってる」という言葉も同様です。
では「パキパキ」とはつまりどのような状態なのかといえば、それらの薬物を使用してハイになって挙動不審になっている状態です。やたらキョロキョロと辺りを見回したり、落ち着きがなくなって理由もなく動き回ったりする。
パキパキな人とは、コミュニケーションが上手く取れません。話は簡単に脱線してしまいますし、話している内容が噛み合わなかったりします。急に怒ったりもするかもしれません。急に笑い出したり、かと思えば急に黙り込んだり。もうそれは普通の会話どころではなくなってしまいます。
パキパキな目はどんな目?
「パキパキ」とはつまり、薬物でキマっていることを意味することが分かりました。したがって「パキパキな目」とは、薬物でキマっている人の目のことです。覚醒剤やコカインなどのアッパー系と呼ばれる、人を興奮状態にする違法薬物を摂取すると、目の瞳孔が開きます。瞳孔の開いた瞳は、普段よりも黒さが増し、落ち着きのない、何かに取り憑かれたような印象を受けます。
ここで薬物関連の用語として「ブリブリ」というものも紹介しておきます。「ブリブリ」というのは、違法薬物である大麻でキマッている状態を指す言葉です。大麻は覚醒剤やコカインと違い、ダウナー系の薬物に分類されます。ダウナー系というのはアッパー系とは反対に、人を抑制し、スローにする薬物の種類です。大麻を吸うと、吸った人はボーッとしてゆっくりとした、鈍い動きになります。
ブリブリの目というのは、目がとろんとして非常に眠そうな印象を受けます。その目の感じは、アッパー系のパキパキの目とは正反対です。
興奮状態にあるパキパキの目は、とても力強く、怖い雰囲気があります。喧嘩している人の目の感じに近いですね。こう、血走った目というんでしょうか、攻撃的な目をしています。
パキパキな人に近づいてはいけません
あなたの周りに薬物を取っている人がもしいたら、今すぐに離れることお勧めします。違法薬物を摂取している人は、いつ問題を引き起こすか分かりません。彼らは冷静ではないので、常にトラブルを引き起こす可能性があります。
私も過去にパキパキになっている人を何人も見てきましてたが、本当にやべー。悪い意味でヤバい人ばっかりでした。いつ自分に牙を向けてくるか分からないような危うさがあります。
最近の日本では、市販薬の乱用や過剰飲酒で「パキパキ〜」みたいなノリが一部の若者の間で流行っているみたいです。若いうちからそういう遊びをしていると、やがて覚醒剤やコカインなどの違法薬物に手を出すことになってしまいます。深刻な健康被害を引き起こす前に、薬物の乱用を必ず止めなければなりません。
どんな薬物であれ、薬物はあなたのエネルギーを奪い取ります。生きる力、パワーがどんどん削られてしまうんです。若い人はこれからの人生のほうが長いというのに、薬物によってエネルギーを奪われてしまったら、青春時代が暗いものになってしまいます。逆に薬物を取らなければ、たくさんの有意義な時間を過ごせます。
パキパキな人には近づいてはいけません。薬物のない環境に身を置きましょう。
そしてもし、すでに薬物の問題でお困りという方がいるなら、ここ薬物リハビリ施設ナルコノンジャパンに一度お電話ください。薬物問題を解決しましょう。
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