こんにちは、薬物リハビリ施設ナルコノンジャパン卒業生のアンソニーです。あなたは1D-LSDという薬物をご存知ですか?1D-LSDを摂取した若者が建物から飛び降り死亡するという痛ましい事件が、立て続けにこの日本で起きています。なにやら日本の様子がおかしいです。今日は1D-LSDとは何なのかについて、現段階で分かっている情報をお伝えします。
新しい自分になる?
今年に入り、1D-LSDを摂取したと思われる若者がすでに2人死亡しています。2人ともマンションから飛び降りたそうです。死亡した女性はマンションから飛び降りる前に「新しい自分になる」や「飛んじゃう」などと話していたそうで、一緒にいた男性が目を離した隙にマンションから飛び降りたんだとか。
…。
言葉になりません。2人とも20代前半ということで、まだまだこれからという時に薬物で命を落としてしまうなんて。死亡事故は東京都そして、香川県で起きました。香川県にもこの新しい薬物が届いているということです。もうすでに、全国どこにいても手に入れられる薬物なのかもしれません。
振り返ってみると2021年以降は、1v-LSDという名の脱法ドラッグが流通しました。1v-LSDは違法薬物であるLSDの成分に近く、効果もほとんど同じであるため、一部のドラッグユーザーから支持されていました。しかし死亡例こそなかったものの、1v-LSDに関するトラブルが相次ぎ、すぐさま違法薬物として規制されています。1v-LSDについては過去に記事を書いているのでぜひこちらをお読みください。
脱法薬物はむしろ危険?
1D-LSDは違法薬物であるLSDの成分を模倣してつくられています。そのため、LSDの下位互換、つまり本物のLSDよりは大したことがない。と思ったら大間違いですよ。
むしろ違法薬物であるLSDよりも効果が強く、長く効果が続くことだってあります。今回の事件を受けて、1D-LSDは正式に違法薬物の仲間入りすることは間違いありません。
脱法薬物の危険は、その薬物に関する情報が圧倒的に不足している点にあります。その薬物はどうやって作られるのか、どのような作用があるのか、過去に使用した人はどのような危険な目にあったのか、依存性はあるのか等、脱法薬物の場合は確かな情報がないまま蔓延してしまいます。
残念なことに、今回の痛ましい死亡事故そのものが、1D-LSDに関する現段階での確かな情報ということになります。この事実を受けて、1D-LSDを試す人は確実に減るでしょう。1D-LSDが死亡者を出したと知って、軽い気持ちで手を出す人などいないと願いたいですが。
脱法薬物というのは、短い期間で爆発的に拡散されるという特徴があると思います。国に規制される前に、素早く大量に拡散し、儲ける。そう考えている人がいるんですよ。
脱法薬物に手を出さないで
今回の事件を受けて、1D-LSDの使用が違法化するのは確実でしょう。ただ、残念ですが、すぐにまた新しい脱法薬物が出回るのも事実です。現に1v-LSDが規制された後に1D-LSDが現れたじゃないですか。
薬物の使用は命の危険を伴います。絶対に手を出してはいけません。
薬物に特化したリハビリを行うことで、ご本人の心身のみならず、人間関係、そして人生そのものを改善している人々が実際に生まれています。薬物を手放せなくなっている方を知っている、もしくはご自身がそうだという方、ナルコノンにご相談ください。あなたの勇気ある一声が、1本の電話が、1つの命を救います。新しい人生を手にするチャンスはここにあります。今すぐにナルコノンにお電話ください。まずはスタッフが、親身にお話をお聞きします。
参照ページ
合成麻薬LSDに似た成分含む製品など6種類 販売禁止命令 厚労省https://www3.nhk.or.jp/news/html/20240219/k10014363531000.html
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