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シャブで黒目が大きくなるのはなぜ?


こんにちは、ナルコノン卒業生のアンソニーです。シャブ(覚醒剤)を使用すると「瞳孔がひらく」、つまり黒目が大きくなると言われますが、本当にそうなのでしょうか?またなぜそのようなことが起きるのでしょうか?今日は人間の体の仕組みと覚醒剤の及ぼす影響を解説します。

シャブとは

シャブ(覚醒剤)は、中枢神経刺激薬の一種であり、別名アンフェタミン系薬物とも呼ばれます。この薬物は、神経系に直接作用し、覚醒興奮を引き起こします。覚醒剤の主要な作用は、脳内のドーパミンやノルエピネフリンなどの神経伝達物質の放出を促進することによって現れます。

シャブを使うと、体や脳に深刻なダメージを与えることがあります。長期間使い続けると、体が疲れやすくなったり、ストレスに対して弱くなったり、体重が減ったり、また見た目や健康にも悪い影響を与えることがあります。

また、覚醒剤を使うと、集中力が乱れたり、判断力が鈍ったり、感情のコントロールが難しくなることもあります。これは、学校や仕事での成績や人間関係にも悪い影響を及ぼす可能性があります。

黒目が開いたり閉じたりするのはなぜ?

シャブを使うとなぜ瞳孔が開くのでしょう?その前にまずは、瞳孔の働きについて知る必要があります。

瞳孔(どうこう)は、目の中央にある黒い円形の部分で、目の中の虹彩(こうさい)の中央に位置します。つまり一般的にいう「黒目」のことです。瞳孔は、の量や環境の変化に対応して大きさを調節する役割を持ちます。瞳孔は、環境の明るさに応じて自動的に拡大または収縮します。光が強い場合には瞳孔が収縮して光の量を調節し、逆に光が弱い場合には瞳孔が拡大して光を取り入れる量を増やします。

この調節は、瞳孔の周りにある虹彩の筋肉の収縮と弛緩によって制御されます。一般的に、瞳孔が大きく開いている状態を「散大(さんだい)」、瞳孔が収縮して小さくなっている状態を「散小(さんしょう)」と表現します。

瞳孔のサイズは、自律神経系によっても調節されます。自律神経というのは、体の中で働いている「自動制御システム」のようなものです。これは、私たちが考えたり意識的に行動したりする必要がない、自動的に体の中で起こっていることです。で、自律神経系は、交感神経系副交感神経系の2つの主要な部分から構成されています。交感神経系は、要は「戦うか逃げるか」といったような状況で活発化し、身体のエネルギーを増加させる働きをします。

一方、副交感神経系は、リラックスや休息の状態に関与し、身体のエネルギーを節約し回復を促す働きをします。交感神経系が働いている時は瞳孔が散大し、副交感神経系が働いている時は散小するんです。

この自律神経系が体の中や外からくる刺激に応答して自動的に体のバランスを調整してくれることで、我々は体内の機能を維持しているわけなんです。

シャブで黒目が大きくなるのは

ずばりシャブで黒目が大きくなるのはなぜか。シャブが脳の中枢神経系に直接作用し、交感神経の活性化を引き起こすためと言われています。シャブは、神経伝達物質であるドーパミン、ノルエピネフリン、セロトニンなどの放出を促進します。これにより、シャブは状態や覚醒状態を誘発し、異常なほどの身体的なエネルギーと注意力の増加をもたらします。興奮状態で交感神経が活発になる、いわば戦闘モードになることで瞳孔がパカーンと開くわけです。

本来、自然の力によって自動的に行われる自律神経の調整が、薬物によって乱されるわけです。自律神経のバランスが乱れると体の不調につながるのは一般手にもよく知られていることですね。睡眠にも大きく影響することでしょう。

ただ、シャブが自律神経系を乱すという副作用は、シャブの負の側面の一つに過ぎません。シャブについてより詳しく書かれて記事を下に貼っておくので是非とも読んでほしいです。

シャブの混ぜ物を炙りで吸うと…

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