こんにちは、ナルコノンジャパン代表の神野です。
ナルコノンのリハビリテーションには、ゴールが設定されています。薬物依存は一時的な状態であり、それを克服する可能性は十分にあると我々は考えるからです。では、そのゴールとは何でしょうか?
その1つが、社会復帰です。
よく耳にする言葉ですが、どういった状態が薬物依存からの「社会復帰」となるのかについて、今日はお話ししていきます。
前回のブログはこちらからお読みください。
「社会」とは何か?
突然ですが、日本語にはもともと「社会」という言葉がなかったそうです。その代わりに「世間」や「浮世」という言葉が使われていたのだとか。
「社会」という言葉は、東京日日新聞にて、英語の「society」を訳した言葉としてつくられたとされています。
それによると、社会とは…
『複数の人々が持続的に一つの共同空間に集まっている状態、またはその集まっている人々自身、ないし彼らのあいだの結びつき』
と定義されています。
同じ空間で人々が良い結び付きを持つためには、法律という名のルール、マナーや思いやりと言った同意が必要になります。それぞれが勝手なことをしていては、それは社会ではなくなってしまいますよね。
法律というルールを遵守することは、とても大切なことです。しかし、法律さえ守っていれば社会が成立するわけでもありません。
法を犯していなければ何をしても良いのでしょうか?…そうではないですよね。礼儀正しくすることや、他人を思いやることによって、人と人とは良い関係で結び付きます。
ルールを守り、自分も他人を、他人も自分をと、お互いがお互いを認め合うことのできる環境が、社会となると言えるでしょう。
「復帰」とは何か
「復帰」という言葉の意味を、辞書で見てみましょう。
ふっ-き【復帰】
もとの位置、状態にかえること。もとどおりになること。
(出典:日本国語大辞典より。参照URL:コトバンク)
皆さんご存じのように、薬物を使用してしまうことや、医薬品の娯楽使用は、ルール違反です。また、他人に迷惑をかけるほどの過剰な飲酒や、アルコール依存は、法律をやぶっていなかったとしても、多くの人から認められるものではありません。
一度薬物依存に陥ってしまうと、この法律というルールや、マナーや思いやりといった同意に従うことは困難になっていきます。
ナルコノンが提供する「社会復帰」とは、薬物の影響がない状態を達成した上で、ルールを守り、自分も他人を、他人も自分を、お互いがお互いを認め合うことの出来る環境にその人を戻すことです。
ただ薬物を我慢し続けて社会に戻ることが、目的ではありません。
薬物を必要としない人生で社会復帰を
人間には本来、薬物に頼らなくても素晴らしい能力があり、愛情にあふれた人間関係を持ち、自信を持って生きていく才能が備わっています。
覚醒剤、大麻、アルコールなどの依存性の高い薬物から、LSDやMDMAなどの幻覚作用の強い違法薬物に至るまで、それらの影響を受けることなく、ルールを守り、他人を思いやり、家庭や職場に帰れるようにすることが私達たちのゴールです。
そして、そのようにゴールを達成している人々が実際に生まれており、私達にはそのようなリハビリが可能です。
薬物依存は一方通行ではありません。一生治らないものでもありません。今は、ナルコノンの薬物リハビリという解決策ができました。
薬物を手放せなくなっている方、もしくはご自身がそうだという方、今すぐにナルコノンにご相談ください。まずはスタッフが、親身にお話をお聞きします。
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