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ミュージシャンが大麻で逮捕されるのはなぜですか?


音楽家の周りには、どうしてか大麻などの違法薬物が集まってきます。大麻を吸うとリラックスできるとか、音がよく聞こえるなんて言いますが、果たして本当なのでしょうか?

ミュージシャンと大麻

「ミュージシャンと大麻」といえば、あなたは誰を思い浮かべますか?ジャマイカのレゲエミュージシャン、ボブ・マーリーやラッパーのスヌープ・ドッグは大麻愛好家で知られいますね。この2人ほど、アイコニックな存在はいないでしょう。彼らも大麻関連で過去に逮捕されていますが、服役等はしていません。

大麻は、20世紀のジャズやロック、ヒップホップの音楽の歴史によく登場する薬物です。遡ること1930年代、アメリカではジャズ・ミュージシャンの間で使用が広まり、当時の演奏の即興性やリラックスした雰囲気と結び付けられました。その後、1960年代のヒッピー文化やロックシーンでは「意識の拡張」や「自由の象徴」として大麻が語られるようになり、音楽と一体化したイメージが強まりました。

音楽活動は華やかに見えて、実際には強いプレッシャーと孤独を伴います。ツアー生活の過酷さ、創作のスランプ、レーベルやファンからの期待もあるでしょう。これらは精神的ストレスの原因となり、逮捕されるリスクがあると知りつつも、大麻が「気持ちを落ち着ける」「現実から一時的に逃げられる」手段として使われるのです。

特に、アルコールよりも「自然で安全」という誤解が広まっており、酒を飲むより大麻のほうがマシと考えるミュージシャンも少なくありません。しかし依存や判断力低下のリスクは確実に存在し、キャリアに壊滅的な影響を及ぼすケースも現実にあります。

大麻と音

大麻を吸ったことがある人は分かるかもしれませんが、実際に大麻はどのように作用するのでしょうか。

大麻は脳内の神経伝達物質に作用し、時間感覚や感覚処理を変化させることが知られています。特に大麻を吸うと、時間がゆっくり流れる感覚や音の細部に強く集中できる感覚があります。これが音楽のリズムやメロディへの没入感を強めるのではないかと思うのです。確かにその瞬間は気分も良く、いつも以上に演奏に乗れるとか、サウンドの新しい側面を発見できるとか、ひらめきに似たような体験をすることもあるかもしれません。

ただし、この感覚は脳の錯覚であり、演奏スキルや作曲能力が本当に高まったわけではないでしょう。大麻を吸えばクリエイティブになれるのではないかと幻想を抱く人がいますが、大麻による創作力向上の証拠はなく、アカデミックな研究においてはむしろ集中力の低下や記憶力の障害がよく報告されています。名曲を生み出したミュージシャンが大麻を使っていたからといって、それが理由で才能が開花したわけではなく、むしろリスクと隣り合わせの中で活動していたというのが実情だと思います。

ミュージシャンも大麻も関係ない!

歴史的に見れば、大麻やドラッグ文化と音楽の関係は「創造の原動力」ではなく「才能を失わせる落とし穴」としての側面が強調されるべきです。実際に、多くのミュージシャンが薬物問題で活動休止や逮捕に追い込まれ、音楽よりもスキャンダルが名前と共に語られることになっています。

「大麻と音楽」は魅力的な組み合わせに見えますが、それは幻想であり、表現者にとっては才能を磨くよりも失うリスクの方がはるかに大きいと知りましょう。

ここ薬物リハビリ施設ナルコノンジャパンにも、やはり音楽家が多く集まってきます。大麻から覚醒剤まで、違法薬物の依存をキッパリと断ち切ったギタリストの彼のインタビューをぜひ読んでください!

大麻から始まった薬物依存を克服しました!~ナルコノン卒業生インタビュー前編~

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