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ドイツで大麻解禁?なぜ今大麻を合法化するのか


こんにちは、薬物リハビリ施設ナルコノンジャパンのアンソニーです。どうやら近々ドイツで大麻が合法的に吸えるようになるそうです。一体なぜ今大麻が合法化されるのでしょうか?大麻を合法化する理由は何でしょうか?今日はそんなお話です。

ドイツで大麻が合法に?!

ドイツ連邦議会は2月23日、娯楽目的の大麻の使用と栽培を認める法案を可決しました。この法案により、個人の自宅用に最大3株の栽培と、最大25グラムの所持が認められるようです。未成年者の大麻使用、学校や遊び場近くでの摂取は引き続き違法となります。 ラウターバッハ保健相は、反対する野党に対して議論の開始時に「闇市場を取り締まり、子供や若者の保護を高めるという2つの目標がある」と訴えています。

ドイツでは約450万人が大麻を使用していると推定されており、この数字が正しければ約5%の国民が大麻を使用している計算になります(ドイツ人口8,400万人)。日本の厚生労働省のデータによれば、大麻の生涯経験率はドイツで23.1%(2012年)となっており、日本における大麻の生涯経験率が1.4%(2017年)であることを考えると非常に高い数字となっていることが分かります。

ドイツはドラッグが蔓延している国としてよく知られています。特に首都のベルリンでドラッグが蔓延しているのは有名な話です。

なぜ大麻を解禁するのですか?

先ほど紹介したラウターバッハ保健相の発言には、①闇市場の取り締まり、②子供や若者の保護を高めるという二つの目標がありましたね。それぞれ、具体的に解説していきます。

闇市場の取り締まり

大麻が国に規制されているのにも関わらず、大麻が流通するのはなぜでしょうか。もちろんそれは、違法行為をして大麻を売りさばく人々がいるからです。

こうした犯罪行為は組織的に行われ、売り上げたお金は反社会組織の資金源になります。薬物の違法売買で得た資金をもとに反社会勢力が拡大すれば、困るのは国やその国に住む国民です。犯罪が増えれば、国の治安が悪化していきます。

ドイツのように大麻が蔓延すれば、それを規制によって抑えることは難しくなります。闇市場の拡張を防ぐために、大麻の流通を国で管理し、闇市場の規模を縮小させようという試みです。2018年に大麻を合法化したカナダはその典型的な例です。詳しくはこちらのブログを参照してください。

【代表ブログ】大麻における「海外では合法」について③カナダ編

子供や若者の保護

闇市場が拡大することの弊害は、将来ある子供や若者にまで広がります。というのも、闇市場での薬物取引には年齢制限や使用制限はなく、誰でも薬物を自由に好きな量を購入、使用できてしまうからです。これでは過剰摂取の危険性も高まります。薬物に関する知識がない子供や若者が興味本位で薬物に手を出すと人生が狂います。

また大麻が違法薬物として規制されている場合、闇市場で取引される大麻の値段は合法の国と比べて高くなります。日本はその典型的な例と言えるでしょう。日本の闇市場で取引されている大麻の値段は、外国人が聞けばビックリするほどの高さです。

いずれにせよ、大麻の値段が高ければ、使用者が経済的に破綻する可能性も高まりますよね。大麻の依存者が増えてしまったドイツはそのようなリスクにも対処しなければなりません。薬物依存によって個人が破綻すれば、国としても困ります。破綻した個人を救済するのも国の務めですし、見過ごす訳にはいきません。

大麻の合法化≠安全

このように抑えられなくなった大麻の蔓延に対処するために、妥協案的に取られる政策が合法化なんです。合法化といっても、大麻を好き勝手に所持できるわけではなく、限定的な所持や使用が条件です。

所持や使用を限定する理由は、大麻が個人の人生を破壊する可能性のある薬物だからです。人を間違った方向に導く可能性のあるものを、国が積極的に推奨するはずもありません。

大麻が合法化されるという話を聞くと、大麻が良いものだから国に認められたんだと思ってしまいがちですが、そういう訳ではありません。統治の観点から見て、合法化せざるを得ない理由があるのです。

薬物に特化したリハビリを行うことで、ご本人の心身のみならず、人間関係、そして人生そのものを改善している人々が実際に生まれています。薬物を手放せなくなっている方を知っている、もしくはご自身がそうだという方、ナルコノンにご相談ください。あなたの勇気ある一声が、1本の電話が、1つの命を救います。新しい人生を手にするチャンスはここにあります。今すぐにナルコノンにお電話ください。まずはスタッフが、親身にお話をお聞きします。

参照ページ

主要な国の薬物別生涯経験率

ドイツ、娯楽目的の大麻使用承認へ 合法化は9カ国目

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