こんにちは、ナルコノン卒業生のアンソニーです。シャブを使っていれば、ピンクや茶色、完全な透明だったりと色の違うネタに出会うことがあると思います。色ネタはそもそもやばいですが、茶ネタは特にやばいらしい?ということについてお話ししたいと思います。
シャブとは何か
知っての通り覚せい剤は、コカインなどの強力なストリート・ドラッグと同じクラスに位置付けられる違法薬物です。この薬物には多くの呼び名があります。日本ではシャブ、スピード、エス、また海外ではメス、クランク、チョークと呼ばれています。もともと白い結晶状の薬物で、使用者はこれを微粉末にして鼻から吸引したり、喫煙したり、注射器で注入したりします。現在は錠剤型覚せい剤を経口摂取(口から服用)する人さえいます。
他に見られる色には、うす茶色、灰色がかった黄色があり、また錠剤型覚せい剤には、オレンジ、さらにピンクなどさまざまな色や形状のものがあります。結晶状覚せい剤は、氷に似た透明な結晶の塊として売られており、日本ではロックやがんころと呼ばれています。もっとも一般的な取り方はあぶって煙を吸う方法です。
日本で乱用されている覚せい剤のほとんどがメタンフェタミンです。メタンフェタミンは、コカインのように植物から作られたものとは異なり、合成された「人工」の化学物質です。メタンフェタミンは通常、密造工場でさまざまなタイプのアンフェタミンやそれに類する化合物を用いて製造されますが、効果を増すために他の化学物質が混ぜられています。
ヒロポンから始まった覚醒剤乱用
以下は日本政府が令和2年に作成した犯罪白書からの抜粋です。
我が国では,覚醒剤であるフェニルメチルアミノプロパン(通称メタンフェタミン)及びフェニルアミノプロパン(通称アンフェタミン)は,昭和16年から前者が「ヒロポン」等の商品名で,後者が「ゼドリン」等の商品名で,一般の医薬品として市販されるようになるとともに,軍用目的にも使用された。終戦後,軍用目的として保管されていた覚醒剤が放出され,各製薬会社からも一般に供され,混乱した社会情勢という時期的な悪条件のもとに覚醒剤の乱用が蔓延していった。
昭和16年(1941)というと太平洋戦争開戦の年ですね。覚醒剤(メタンフェタミン)が開発されたのは大正8年(1919)のことですから、商品化されるまで20年以上の期間が空いていること、そして昭和16年に商品化というタイミングも訳ありな匂いがしますが。
このため,昭和23年(1948)7月に公布・施行された薬事法(昭和23年法律第197号。なお,同法は,薬事法(昭和35年法律第145号。本章第6節参照)により廃止。)等によって覚醒剤が劇薬に指定されるとともに販売等に関する規制が行われたが,乱用防止の効果が上がらなかったため,26年(1951),覚醒剤取締法が制定され(昭和26年7月施行),覚醒剤の用途を…以下省略。
ヒロポンが世に拡散されて7年目の昭和23年、初めて規制がかけられたようですが時すでに遅し。乱用防止の効果を上げられず、ヒロポンが売られ始めてから10年経ってようやく本格的に覚醒剤の取り締まりが開始されたようです。それから70年以上が経ち現在に至っていますが、知っての通り覚醒剤を使用する人は後を絶ちません。あなたはこの問題をどう考えますか?
ヒロポンについてより詳しく知りたい方はこちらをご覧ください。
シャブは茶ネタがやばい?
前述したように、シャブは人工物であり、合成品です。製造の過程で溶かしたり混ぜたり加熱したりしてる訳で、何を合成するのかは製造者が自由に決められます。薬物をさばく側からしたら、コストを最小限にして利益を最大化するでしょう。ビジネスなので。となると原価を最小限に抑えるために、覚醒剤に似た作用をもたらす例えばカフェインや風邪薬を混ぜるのは合理的だということになります。どうせ使う側は中身について全てを知ることはできませんから。
茶ネタはいわゆる製造過程の釜焼けだったりと言われますが、先ほど説明したように実際には分かりません。何かを隠すために着色したということも考えられます。いずれにせよ、中身が不確かなものを体内に取り込むことほど愚かなことはありません。どんなネタも使わないようにしてください。
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参照ページ: 令和2年版 犯罪白書 第7編/第3章/第2節https://hakusyo1.moj.go.jp/jp/67/nfm/n67_2_7_3_2_0.html
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