市販薬の過剰摂取(通称オーバードーズ、OD)が社会問題となって久しい日本。風邪薬や咳止め薬は違法薬物からするとマシなのでは?と思う人もいるかもしれません。今日は、市販薬依存に離脱症状はあるのかについて書いていきます。
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市販薬ODに依存…離脱症状はあるの?
まずは今一度、市販薬とは何のことを指しているのかをおさらいしましょう。
過剰摂取(OD)のために乱用される市販薬は、主に風邪薬や咳止め薬など、ドラッグストアやインターネットで気軽に買えるものばかりです。それがなぜこんなにも問題になるのかというと、その中には麻薬成分が含まれているからです。
問題となりがちな成分をざっくりと説明すると…
- 気管支を拡張させて呼吸をしやすくする目的→覚醒剤に非常に似ている成分(エフェドリン)
- 痛み止めの目的→ヘロインなどに非常に似ている成分(コデイン)
この2つは、主に最も問題視される成分です。
(関連ブログ:【代表ブログ】市販薬による薬物依存を疑うご家族へ【ODの恐ろしさ②】)
これらは、微量に含まれているからこそ許容され販売可能になっていますが、用法・容量を守らずにその薬自体を過剰に摂取すれば、もちろん麻薬成分そのものの作用が起こります。
覚醒剤やヘロインは、強力な依存を生む薬物です。依存してしまうと、やめようとしたときに離脱症状が起こります。頭痛、倦怠感、ひどい脱力感(空虚感)、不安、強烈なかゆみ、さらなる薬物への渇望など…その種類は様々です。
市販薬は市販薬なのだから、ここまでひどくはないだろうと思うかもしれません(私も以前はそう思っていました)。しかし事実は、こういった離脱症状は市販薬をODする人々にもさまざまな形で表れます。
離脱症状を甘く見ていた…市販薬ODを続けると
薬物使用経験者に初めて薬物に手を出したときの話を聞くと、ほとんどの場合が「これで死んでしまおう」とか「自分を痛めつけてやろう」という強い意志があったわけではないことがわかります。友達に誘われたから…ネットの情報を見て興味がわいたから…本当に軽い気持ちで始まるのです。
しかし依存していけば、心身ともに良くない変化が現れることには本人も気づきます。そして「マズイな」と思った頃には、自力ではやめられません。
これは市販薬ODに依存する人も同じで、やめようとすれば離脱症状が襲ってきます。薬物への強い渇望、身体の痛みが不快感、心の落ち込みや不安を経験します。依存性と離脱症状の露見に関していうと、そこに合法違法の境界はありません。
たとえそれが良くないとわかっていても、繰り返し回数を重ね、やり過ぎてしまえば、人はその事柄について罪悪感が薄れていくものです。自己判断能力がなくなり、なぜ薬物摂取が良くないことなのかわからなくなってしまう人もたくさんいます。ですから薬物リハビリには、根本的な問題解決が必須なのです。
市販薬ODまとめブログはこちらからお読みください
市販薬ODの離脱症状の辛さも解決できる
正当化を重ねて薬物使用を続けていけば、その問題は本人のみならず家族、職場、そして法的なものへとどんどん広がっていくことは想像に難くありません。市販薬ODは合法なんだから、法的な問題は関係ないと思っている方…それは少し甘い考えと言わざるを得ないでしょう。
車に乗っているときに発作が起こったら、フラッシュバックが起こり人を傷つけてしまったら…それはいつ起こるかわからないリスクとして、時限爆弾のように、あなたが生きている間ずっと付き合い続けていかなくてはいけません。
しかし、その恐怖から解放されるための解決策はあるのです。
日本にはこのたび、ナルコノンが誕生しました。リハビリを行うことで、ご本人の心身のみならず、人間関係、そして人生そのものを改善している人々が実際に生まれています。
私たちは、違法薬物、市販薬ODへの依存、アルコール依存の克服をサポートする専門家です。離脱症状を最小限に抑えて薬物を絶つことが可能です。
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