代表の神野正啓です。今日のテーマは大麻です。きっとほとんどの人がこの薬物の名前を知っていることと思いますが、世間にあふれるたくさんの異なる情報によって、実際どういったものなのか疑問を持っている人も多いでしょう。そんな大麻について、今日はお話していきますね。
「アサ」という植物について
麻と呼ばれる植物があります。
亜麻(日本名あま:英名フラックス、繊維名リネン)
苧麻(日本名ちょま、まお:英名ラミー、繊維名ラミー)
大麻(日本名たいま:英名カンナビス、繊維名ヘンプ)
などがあります。
吸湿性が高く、肌に触れたときに涼しく感じるので、春夏ものの衣服や、南国の衣装でよく使われています。
ちなみに、「リネン」という言葉は布製品の総称としても使われています。
病院やホテルの「リネン室」と言えば、シーツなどの布製品を管理保管する部屋のことですし、「テーブルリネン」と言えば、食卓に使われる布製品のことを指します。
これらの植物の茎の部分は、古来より繊維を作るために用いられてきました。
亜麻の実は亜麻仁油(あまにゆ)と呼ばれ、オメガ3系脂肪酸として、健康に有効なものとしても、知られていますよね。
この中で大麻は、その中に含まれる成分によって、いわゆるドラッグに分類されます。
大麻とマリファナは何が違う?
日本においては、大麻草を用いて作られたドラッグのことをまとめて『大麻』と呼んでいます。
上記の分類に見るように、大麻草の花や葉の部分を使って作られた麻薬を、『マリファナ』と呼びます。他にも、「クサ」「ガンジャ」「ハッパ」などと、様々な呼び方が存在します。
また、樹脂は「ハシシュ」「チョコ」などと呼ばれます。パイプに入れたり、紙に巻いて煙草のように吸ったりして、摂取されます。
この大麻草に含まれる成分をカンナビノイドと言います。その中でもテトラヒドロカンナビノール(通称:THC)という成分が、麻薬成分として強く作用するものです。
その作用は、ヘロインやモルヒネと同じダウナー系で、一時的にリラックスしたり、多幸感を得られるというものです。(そして、その後ひどい反動が待ち受けています。)また、弱い幻覚作用があるとも言われています。
日本では大麻取締法で規制されています。
大麻の所持し、譲り受け、又は譲り渡した者は、五年以下の懲役となり、営利目的は七年以下の懲役、又は七年以下の懲役及び二百万円以下の罰金となります。
大麻はれっきとした、違法薬物です。
日本では法の下にあり、いくら「海外で合法なのだから」と発言しても、アルコールやたばこより害が少ないと発言しても、日本では逮捕されてしまいます。
薬物依存のリスクはとてつもなく大きく、もしも大麻による害が少しもないのであれば、このように規制されることはないでしょう。
作用については次回、解説していきますね。
やめることがこんなにも難しい薬物。
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