お酒とタバコのどちらがやめやすいのか。私自身の経験から言うと、どちらか一方だけをやめるより、両方を同時に見直した方が結果的に楽でした。
片方だけやめる難しさ

こんにちは。薬物リハビリ施設ナルコノンジャパン卒業生のタコです。
「お酒とタバコは、どちらがやめやすいですか?」
この質問について、私自身の体験からお話ししたいと思います。
結論から言うと、私の場合はお酒とタバコを同時にやめる方が、結果的にはやめやすいと感じました。
お酒もタバコも嗜好品です。二つを同時にやめると聞くと、とても大変そうに感じるかもしれません。実際、最初は楽ではありません。しかし、片方だけを残しておくと、もう片方に戻るきっかけになってしまうことがあります。
私の場合、先にタバコだけをやめようとしたことがありました。シラフの時は何とか我慢できます。しかし、お酒が入ると理性がゆるみます。「一本くらいならいいか」「今日だけなら大丈夫」と気持ちが弱くなります。
特にお酒の席で、隣の人がタバコを吸っている時はかなり危険でした。自分では吸わないと決めているのに、酔うと自制心が崩れ、「一本ちょうだい」と言ってしまうことが何度もありました。
これは、心当たりがある人も多いのではないでしょうか。
タバコをやめたいなら、お酒の力で判断がゆるむ場面を減らすことが大切です。だから私は、タバコをやめるならお酒も一緒に見直した方がいいと感じています。
シラフなら自制心を保ちやすい

お酒を断っている状態でも、ニコチンを欲する気持ちは出てきます。特に最初の数週間は、タバコを吸いたい気持ちが強くなることがあります。
私にとっては、タバコの禁断症状はお酒よりも強く感じました。眠気、だるさ、口寂しさ、イライラなどが出ることもあり、決して楽ではありませんでした。
それでも、お酒が入っていない状態であれば、自制心は保ちやすくなります。
「吸いたいけど、ここはやめておこう」
「今吸ったら、また元に戻ってしまう」
「少しだけ別のことで紛らわせよう」
そうやって、冷静に判断できる余地が残ります。
私の場合は、ニコチンの入っていない電子タバコなどの代替品で口寂しさを紛らわせながら乗り切りました。もちろん、人によって合う方法は違いますが、いきなり根性だけで我慢しようとするより、自分に合った逃げ道を用意しておくことは大切だと思います。
お酒もタバコも、最初の数週間はつらさがあります。しかし、1ヶ月ほど続けると、少しずつ「なくても大丈夫かもしれない」という感覚が出てきます。
大切なのは、つらい時期をどう乗り越えるかです。そこでお酒を飲んでしまうと、せっかく保っていた自制心が崩れやすくなります。だからこそ、お酒とタバコは別々ではなく、セットで考えることが大事なのです。
糖質の取りすぎにも注意

お酒やタバコをやめている時に、もう一つ気をつけたいことがあります。
それは、糖質の取りすぎです。
タバコをやめると、口寂しさを感じることがあります。お酒をやめると、これまで飲んでいた時間や習慣の穴を埋めたくなることもあります。その結果、コンビニでグミ、ラムネ、チョコレート、甘い飲み物などを買い、つい食べすぎてしまうことがあります。
私自身も、禁煙や断酒の時期に甘いものへ流れやすくなったことがあります。
しかし、糖質を取りすぎると、体がだるくなったり、眠気が強くなったりすることがあります。血糖値の乱れによって、体が重く感じることもあります。
ここで注意したいのは、「お酒やタバコをやめたから体がだるい」と勘違いしてしまうことです。
本当は、代替品として甘いものを取りすぎていることが原因かもしれません。それなのに、「やっぱりお酒やタバコがないと調子が悪い」と考えてしまうと、再び飲酒や喫煙に戻る言い訳になってしまいます。
大事なのは、今自分の体に何が起きているのかを冷静に見ることです。
お酒やタバコをやめたからつらいのか。
ニコチンの禁断症状なのか。
睡眠不足なのか。
糖質を取りすぎて体がだるいのか。
生活リズムが乱れているのか。
原因を正しく見られると、対処もしやすくなります。
私の経験では、お酒とタバコを同時に見直し、さらに砂糖の取りすぎにも気をつけることで、禁断症状やだるさはかなり抑えやすくなりました。

お酒とタバコのどちらがやめやすいか。私の答えは、どちらか一方ではなく、両方をセットで見直すことです。
そして、やめている間の食事、睡眠、糖質、代替行動まで整えていくことが、継続するための大きな助けになります。
禁煙アプリや禁酒アプリをインストールして、日にち、本数、節約した金額などが明確な数値として見られるようにすると、頑張る意欲も湧いてくるのでおすすめです。
大事なことは、一度や二度失敗したからといって辞めないことです。途中で再開してしまっても、また最初からスタートしていくことです。
薬物も同じですが、我慢してやめる状態よりも、自分には無くても大丈夫だと思えるようになることが肝心で、それには相応の時間がかかりますし、初めからそう思えなくても辞め続けるうちに徐々にそのような感覚になってくるのが私の感想です。