ドラッグには色々なスラングがあります。隠れて使用しているわけですから、おおっぴらに知られないように秘密の言葉を使ってやり取りしているのです。これらをお伝えしながら、今日は改めて言葉の持つ危険性についてお話ししようと思います。
ドラッグに関する英語スラング
英語には、薬物を指すスラングが驚くほどたくさん存在します。たとえば大麻だけでもウィード、ポット、グラス、ハーブ、ガンジャ、メリー・ジェーン…軽く10種類以上は思い浮かびます。なかでも「メリー・ジェーン」はMary Janeという綴りで、マリファナの綴りmarijuanaをもじった洒落言葉です。ラッパーの歌詞や映画のセリフでも頻繁に登場します。
コカインはスノウ(雪)、ブロウ、ホワイト、チャーリーなど、白い粉を連想させる呼び方が主流のようです。覚せい剤はクリスタル、アイス、スピードなんてのもあります。LSDはアシッド、MDMA(エクスタシー)はEとかモリーと呼ばれます。いずれもその形状や感覚から派生した愛称のような言葉です。

これらのスラングは、時代や地域によっても変化します。例えば「ドープ(dope)」という単語があります。これは、60年代のアメリカでは大麻を指しましたが、現代ではヒップホップ文化を通じて「最高」「かっこいい」というポジティブな意味にも転じています。※一部の地域では「ヘロイン」を指すスラングとして認識されているらしい。
現在もスラングの世界では、言葉そのものが文化の香りをまといながら進化していくのです。辞書には載らないが、音楽・映画・ネットカルチャーの中で今も生き続けるもう一つの英語といえるでしょう。
薬物スラングの「軽さ」
スラングは、言葉の印象を驚くほど変えてしまいます。たとえば「ヘロイン」や「コカイン」といった正式名称には冷たく危険な響きがありますが、スノウ、E、モリーと呼ぶと、どこかファッショナブルでポップな印象に変わるのです。耳ざわりが良く、会話や音楽に自然に溶け込んでしまいます。
近年ではSNSやラップミュージックを通じて、こうした言葉が若い世代に広まりました。「ハイになる」なんて言い方も「テンションが上がる」「気分が良い」といった軽い意味で日本でも使われることがありますが、本来は中毒状態を指すものでした。

この軽さこそが、スラングの持つ魔力です。言葉が柔らかくなることで、現実の危険性や依存の深刻さが薄まり、「ちょっと試してみても大丈夫かも」という錯覚を生みます。言葉が変われば、感じ方も変わる。スラングは、薬物を直接勧めなくても、人の心に近づけてしまう装置と言ってもいい。
薬物依存で困っているならナルコノンへ
スラングの軽さとは裏腹に、薬物依存の現実は深刻です。
最初は「週末だけ」、「友達と一緒にしかやらない」から始まり、気づけば一人で使うようになり、日常の中にドラッグが入り込んでいきます。薬物による「快楽」を知ったあとは、それなしでは足らなくなる。眠れない、食べられない、仕事も続かない…それなのに、自分を保つためにまた手を伸ばす。単純なメカニズムですが、それが一度ハマると本当に抜け出せないのです。
この状態になると、意志の強さではどうにもなりません。

しかし、そこから回復した人たちは確かに存在します。私たちのリハビリ施設では、薬物の専門知識を持ったスタッフが一人ひとりに寄り添いながら、体をクリーンにするところから再び社会へ戻るまでを後押しします。
打ち明けることからすべてが始まります。
「もう終わりだ」と感じている人ほど、まだ始められる余地があります。薬物に奪われた時間も、ここから取り戻せる。もし少しでも心に引っかかるものがあったら、どうか私たちに相談してください。回復の扉は、いつでも開いていますよ!
薬物やアルコール依存について情報を得たい方へ
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