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【イネイブラー】母親と共依存…何がいけないのかハッキリさせます


依存症のテーマには、「イネイブラー」という言葉がよく出てきます。これは、その依存を助長させる結果を生むご家族など周りの人たちを指し、共依存が原因とも言われます。助けたいのに助けることになってない…一番陥りたくない結果ですよね。今日はイネイブラーと共依存についてお話ししましょう。

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【前編】知らぬ間に薬物依存を助長している?:イネーブルにおける10のサイン

【後編】知らぬ間に薬物依存を助長している?:イネーブルせずに助ける5つの方法

イネイブラーと共依存

イネイブラーという言葉をネットで探すと、必ずと言ってもいいほど出てくるのは母親との共依存というテーマです。

共依存とは、「自分を過小評価してしまうために、周りから認められることを求め、他の人からの好意を得ようとして自己犠牲的になること」という意味があります。尽くし過ぎたり、相手の言いなりになってしまうため、共依存は悪いことだとみなされています。

薬物依存症およびアルコール依存症の分野では、ご家族が依存者の気の済むように行動し、その依存が解決されないとき、その人はイネイブラーと呼ばれるわけです。

しかし、イネイブリングをしてしまう人には悪い意図はまったくありません。なぜならその人は、「この人の助けになるなら」という想いで行動を起こしたからです。

依存の問題を抱える人を助けたいと思うご家族の気持ちに、何ひとつ間違いはありませんでした。仕事ができない状態になり、息子は薬物をやりながら家に住み続けている…


ええ、イネイブリングなんです。しかし、家に住まわせなければ彼はホームレスです。そうなって欲しくない一心で、家族は彼を家に置く選択をしました。その気持ちは十分に理解できます。ですから、単純に「それは間違いです」と私は言いません。

では、いったい何がいけないんでしょう?

空回りする助けたい想い

「助けたい」という想いは正しいのです。
しかしそれがうまくいくのは、正しい助け方であるときだけです。

子どもが夕飯の準備をする母親の手伝いをしたくて、包丁をにぎったところ、指を切ってしまったとします。それは母親の助けにはならず、むしろ「もー余計なことをして!」と怒られました。では、彼は悪い子だったのでしょうか?

違います。彼はただ、うまくいかせられなかったのです。

テーブルをふきんで拭いただけだったら、母親は喜んだかもしれませんね。彼も「うまくいった!また手伝おう」と意欲がわいたことでしょう。しかし、包丁の正しい使い方を知らなかったので、失敗に終わりました。

コントロールが下手だと、物事は失敗という結果になります。コントロールと聞くと「支配」のイメージがあるかもしれませんが、実際そうではありません。車を運転するにも、目玉焼きを焦がさずに焼くのも、部下に指示を与えるのも、良いコントロールは必ず必要です。

イネイブラーは、コントロールの方法を知らないがゆえに「依存を助長している」と責められます。事態を上手にコントロールするには、正しい知識正気な判断力が欠かせません。

せっかくの「助けたい」想いを叶えるためには、イネイブリングにならないためには、正しいやり方を知る必要があります。

イネイブラーにならないために必要なもの:正しい知識

では、何が良いコントロールだったのでしょう?

それは、物事を「始めて・動かし(変化させ)・終わらせる」…これをスムーズに行わせることです。薬物やお酒をやめることに関して、ただやみくもに「やめなさい」と言うことは、依存している人にとっては無茶ぶりとも言えます。

だって、やめられないことに困っているのですから!

誰も失敗はしたくありません。「成功するまでやれば失敗はない!」と言う人もいますが(そして確かにそれは正しいですが)、薬物依存に陥った人やそのご家族にとっては、失敗をする余裕はもうありません。

本人も散々お金を無駄にし、家族を泣かせ、警察にお世話になり、自尊心をメタメタにされてきました。ですから、正しい判断力のあるご家族が正しいやめ方を知り、本人に行わせることです。それには専門家のサポートを受けることが一番の近道です。

まさにそれが、ナルコノンがサポートしていることです。

どのような辛い状況からも、ひどい状態からも、人は人生をやり直すことができます。
しかし、ひとりですべてを乗り越えるのは難しいものです。正しい知識を得て、安全な環境で、サポートを受けながら薬物やお酒に別れを告げましょう。

薬物依存の問題でお困りの方は、今すぐにナルコノンジャパンにご連絡ください。スタッフが親身にお話をお聞きいたします。

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