こんにちは、ナルコノン卒業生のアンソニーです。最近も相変わらず覚醒剤のニュースが目につきます。覚醒剤は一度始めるとやめられません。それはシャブ(覚醒剤)がもつ悪魔的な作用のためです。その悪魔的な作用のために、使用者はシャブを追い打ちしてしまいます。ではシャブの追い打ちが効かなくなってくるといよいよどうなるのか。今日はそんなお話です。
シャブの追い打ち
まずは、シャブの追い打ちとは何のことでしょうか。シャブ(覚醒剤)を注射器に仕込んで体内に入れることを俗にシャブを打つといいます。一回打っただけでは満足できず、2回目以降再びシャブを打つことを追い打ちという風にいいます。ちなみに覚醒剤は打つ以外に炙るというやり方もありまして、2回目以降再び炙ることを追い炊きと言ったりします。
シャブを追い打ちしてしまうのは、覚醒剤を始めれば普通のことになってしまうようです。なぜなら覚醒剤を摂ると、続けて摂りたいという強い欲求が引き起こされるからです。というのも、覚醒剤を摂ると、自分の身体が限界を超えた働きをするようになります。例えばその最も典型的な例が、多動(ハイパーアクティブ)です。異常に興奮したようになり、居ても立っても居られず動き回ったりします。
これは普段の身体の働きとは言えませんね。覚醒剤によってそのような動きを身体に強いるというのは、当然心身共にかなりのダメージを負います。ですから、覚醒剤の効果が切れてくると段々と疲労が増してきて、集中力もなくなりイライラしてきます。そのような痛みを和らげるために、追い打ちをしてしまうのです。
シャブの追い打ちが効かないのは
しかし、シャブを追い打ちするごとに、感じられる快感(ラッシュ)や効果は薄らいでいきます。これは覚醒剤使用がどうしようもなくしんどい理由のひとつでしょう。覚醒剤を注射したときに最初に感じる反応がラッシュと呼ばれる快感です。ラッシュの間は心拍数は早くなり、代謝が活発になり、血圧や脈拍が上昇します。このラッシュはよくて30分続くことがあります。
野生の動物が敵に遭遇した時の戦闘モードみたいな感じでしょうか。一気に緊張状態に入り、張り詰める空気の中、異常に興奮し自身の早まった鼓動を強く感じながら、冷静に、生死を分かつ瞬間を一刻一刻と過ごしている。そんな気分だと思います。覚醒剤はよく、たまらないゾクゾク感とか、身の毛もよだつ快感などと説明されますが、それらはこの瞬間のラッシュのことを指しているのでしょう。
ラッシュの後にはハイの状態が続きます。ハイというのは人によっていろいろ状態があると思いますが、これは薬物に限らず人が日常的に経験するものでもあると思います。なにかすごく心動かされたとき(感動したり)や、非日常を味わっているとき(旅行とか)は興奮気味になっておしゃべりになっていたり、気分が高揚してるのが感じられる瞬間というのがあるじゃないですか。「自分テンション上がってるな」みたいな時。要はそんな感じです。でもそうしたハイってのは本来コントロールできるものではない訳じゃないですか。自然に湧き上がってくるものでしょ。
自分のやりたいときに、長時間ハイになれるのが覚醒剤。それを薬で味わえるから癖になってしまうんですね。ハイの先に何が待ち受けているのか知りたい方は、こちらの記事を読んでみてください。
シャブの追い打ちをする前に一回電話して
シャブを追い打ちした先には、再びシャブを追い打ちする未来が待ち受けています。シャブで疲れ果てて死んだように眠った後、次の日はたいてい、衰弱や飢え、脱水、また身体的、精神的、感情的に完全に消耗した状態からスタートです。通常この状態は2日から14日間ほど続きます。このような状態はさらに覚せい剤を摂取すれば一時的に「解決」されるため、使用者は中毒者になることを余儀なくされます。
覚醒剤は抜けられないようにできています。自力でやめられる人はそういません。あるとすれば捕まるか、完全に弱るかぐらいです。その前に覚醒剤やめましょう。ここに答えがあります。覚醒剤をやめるだけで、日常はとても楽になり、簡単になることでしょう。噓だと思ったら一回見学に来てみてください。
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