こんにちは、ナルコノンジャパンのアユです。
覚醒剤依存を克服した翔太くんの卒業インタビュー、本日は続編を大公開です!
実は、プログラムの終盤まで、薬物の再使用への不安は消えなかったと言う彼。しかし今は完全にその欲求が消えたと言います。一体何が鍵となったのでしょうか?ぜひ続きをお読みくださいね。
翔太くんのインタビュー第一弾はこちらから
道徳教育で学んだ使える知識
アユ:プログラム最後のステップ、道徳教育のコース「ライフスキル」を勉強してからの話を聞かせてください。
翔太:ライフスキルは一番大変でしたね。コースの最初に、付き合うべき人と、付き合ってはいけない人を見極めるための分析の方法を勉強しました。
それを見れて、人の悪い面にも良い面にもすごく気付くことができた。困った点のある人でも、こういう良いところあるから付き合って行こうとか。完全に断ち切らなければいけない人も。
これは、自分にもすごい適用できると思う。社会的な面の自分からどんどん行動すれば、自分の心も社会的になると思う。
覚醒剤への欲求が完全に消えた瞬間
その次に、自分の過去を見直す勉強をやって。
自分が自分自身に害を与えたことを見つめ直していたとき、覚醒剤のことを紙に書いてて…これが一番アレなんすけど。覚醒剤の欲求がこれで完全に消えた。
部屋に1人でいる時、今でもたまに薬物やってた時のことを思い返す時あるんですよね。でも、それでも大丈夫じゃんって思う。
またやりたいとか全然思わない。それは、すごいいい。良かった。すごく良かった。これは本当に、どこの病院行っても、何のプログラムやっても、ここまではなんない。本当に。
ここに関しては、もう大丈夫だなって思える。今までだったら、やりたくなったと思ったら考えないようにしてた。でも今は、やりたくなったらちょっと考えて。でも「あ、やりたくないじゃん」って思えるとそこで消えるんすよね。本当にこれは、すごい良かった。
家族に対してやってしまったことにも取り組みました。家族にやった量も多いし、内容もキツいことしてるから、すごい申し訳ない気持ちになって。それでも、プログラムを進めるうちにどんどん自分の中で心が軽くなってて。
「家族のせいだ」って思った時もあったんだけど、自分がやったことは、自分がやったことだと思った。今はもう、抱えてない。ちゃんと向かい合って話し、相手のせいにしないでちゃんと謝れるようになったってのがデカイすね。
バックれた仕事先とか、良い別れ方しなかった人とか、会いたくなくなった人たちについても見直した。そうしたら、謝ろうとか、会っても逃げないでちゃんと話をしようと思えるようになった。こういうことしてごめんねって、ちゃんと言えるようになった。
その後もどんどん紙に書いていくうちに、責任の範囲がすごいデカくなってきた。今までだったら「見てなきゃいいや」と思ってたけど、それが一切できなくなっちゃって。虫も殺せなくなっちゃって…外に放してあげたいとか(笑)。 そんなんなっちゃいました(笑)。
俺は幸せになれるなって思った
アユ:最後に家族と連絡を取り合ったよね。その時はどうだった?
翔太:親父には電話でちゃんと話しして、今までのこと謝りました。ちゃんと気持ちを伝えたら「わかった」って。「家族だから、結局どうなっても俺は親父だから」って言われて。それすごい嬉しかったな。
でも家族の中には、今まで隠していたことを話したらめっちゃ怒っちゃって、もう一緒にいたくないと言った人もいた。
俺が過去にした事はもう変わんない。だから、俺は自分の行ったことの責任を取ることにした。それくらいのことをやったんだということを、今回すごい再認識しました。
でもそのおかげで、俺はもう二度と嘘つかない、覚醒剤も取らないんだと、心から本当にそう思えた。
一番良かったのはやっぱ、自分が正直で、誠実な人間になったってとこです。本当に。だって今回家族に伝えたことは、別に俺が隠し通そうと思えば隠し通せることだった。それでも、関係回復のためにそれを口にした俺は、すごい成長した。
今までの俺は、こんなに誠実になったことはなかったと本当に思った。本当に俺は、逃げてばっかで、嘘ついてばっかで、これは言わないでおこう、隠しておこうというのがすごく多くて。
それが今回全部話したことによって、俺って誠実な人間になったんだって自分で思えるようになった。行動も、これからは人にちゃんと言えることしかしたくない。もししてしまったら、ちゃんと言える人間になったと思う。隠しごとを抱えてんのが、もう辛くなっちゃったから。
これからはちゃんと親切に、相手が容易に経験できることのみをして、自分自身も何が起きても経験し、何をされても直面できるように生きていきたい。直面してちゃんと謝れる、真人間になれたなって思います。
今自分は、誠実な人間になれたって思えるな。俺は幸せになれるなって思った。本当に。
アユ:本当に素晴らしいね。翔太くん、卒業おめでとう!
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インタビューをしていた私も、素晴らしすぎて、もう言葉がありません…という感じでした(涙)。素敵な話を聞かせてくれて、本当にありがとう。
今日からはスタッフと生徒ではなく、薬物依存の問題に解決策をもたらすという同じ目的を持つ友達として、よろしくお願いしますね!
次はあなたの番です。薬物のない人生を取り戻すことは可能です。
今すぐにご連絡ください。
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