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ラリってるとかパキってるって何?


元々違法物関連の言葉だったものが、少しずつ一般的になっている気はしませんか?ラリってるとか、パキってるとか、そもそもどういう意味なのでしょうか。

ラリってるとは

日本の俗語として古くから使われてきた「ラリってる」という言葉は、主に薬物による酩酊幻覚を指す表現です。語源は「ラリパッパ」や「ラリる」といった言い回しからきているとされ、覚醒剤シンナーなどの乱用が社会問題化していた時代に広まりました。

この言葉が表す状態は、簡単に言えば「現実感が薄れてフラフラしている」ことです。目が虚ろになり、会話が噛み合わなくなる、笑いが止まらない、同じことを繰り返し喋るなど、酔っぱらいに似た挙動が見られることもあります。幻覚や妄想が出るケースもあり、本人にとっては「気持ちがいい」体験かもしれませんが、周囲から見ると明らかに常軌を逸している状態です。

現代では「徹夜でラリってる」「仕事しすぎてラリってきた」など、薬物とは関係のない比喩としても使われています。これは「頭がボーッとしておかしな感じ」というニュアンスで、安全な冗談として機能している部分もあります。しかし、語源をたどれば薬物に直結する言葉であり、軽い気持ちで使うことに違和感を持つ人も少なくありません。

パキってるとは

一方、「パキってる」という言葉はより攻撃的で鋭い響きを持っています。「パキーン」とテンションが跳ね上がる様子や、「パキッと折れる」ように精神が壊れる様子をイメージさせることから、薬物乱用の隠語として広まりました。

「パキってる」状態とは、単にフラフラするのではなく、ギラギラと目が冴えて落ち着きがなくなることを意味します。極端に興奮して早口になる、周囲に対して攻撃的になる、眠気が完全に飛んで徹夜で動き続ける、といった特徴があります。時に被害妄想や暴力行為にもつながるため、社会的に非常に危険な状態です。「パキってる」人の行動は予測不可能で、完全に何かに取り憑かれたような姿をしています。

この言葉もまた、薬物に限らず日常的な比喩に転用されています。「カフェインでパキってる」「テスト勉強でパキった」など、極度の覚醒や緊張を表すときに使われることが多いです。ただし、「ラリる」がまだどこかユルい響きを持つのに対し、「パキる」には「壊れる」「限界を超える」といったニュアンスが色濃く残っており、日常会話で軽々しく使うと誤解を招く可能性があります。

また最近ではアルコールで興奮状態になることもパキると言ったりします。「スト缶(ストロングゼロ)でパキった」と、大学時代に何度聞いたことか、、、

ラリるパきると言うのはいいけれど

「ラリってる」「パキってる」はいずれも薬物文化から派生した言葉です。近年ではネットやSNSで「徹夜でラリってる」「試験勉強でパキった」といった軽い使い方も広がっていますが、元来は薬物依存や乱用に伴う症状を指す言葉でした。つまり、知らないうちに薬物に関わるスラングを日常で口にしていることになるのです。

真面目な話ですが、この点には二つの問題があります。ひとつは、言葉の軽視が現実の危険を薄めてしまうことです。「ラリってる」という言葉が冗談として広がるほど、本来の薬物使用の恐ろしさがぼやけ、結果として薬物に対する警戒感が薄れる可能性があります。もうひとつは、実際に薬物乱用の当事者がこれらの言葉を「仲間内の暗号」として利用し、社会から隠れる形で依存を深めてしまうリスクです。

さて、もしあなたが薬物依存者なら、この際にキッパリとやめてしまうことをお勧めします。ラリったとしたもパキったとしても、それは現実から逃げているだけに過ぎず、現実逃避する分、現実を生きるのが困難に、よりハードモードになっていきますよ。。

薬物をやめることは、決して楽しみがなくなるわけではありません!むしろ、多くの人と繋がることができて、楽しくなるはずです。薬物やっていると、人間関係が本当に狭くなりますからねー。。では!いつでもお電話お待ちしておりますね。

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