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クリスタルやアイスの隠語をもつ違法薬物とは


クリスタルにアイス。特定の文脈でこれらの語が使われるとき、それは本来とは違った意味をもちます。クリスタルは結晶やガラスのことではなく、アイスも夏に食べると最高なアイスクリームのことではありません。一体なんのことでしょうか。今日はそんなお話です。

薬物には隠語がある

違法薬物には数えられないぐらい沢山の隠語があります。隠語は、人や地域によって様々です。大麻を例にしてみましょう。

大麻には様々な隠語があります。代表的な隠語は、草や野菜、みどり、ガンジャなどでしょう。野菜を買うといえば、大麻を買うことを指しますし、草を吸うといえば大麻を吸うことを指します。大麻はみどり色ですから、単純にみどりという隠語がつくられたと想像がつきます。

薬物使用者で会話をすると、このように様々な隠語が飛び交います。隠語で話す理由はもちろん、その話がなんのことか周りからはサッパリ分からないようにするためです。違法薬物をまんま名前で呼ぶことは、使用者からしても大抵は気が引けるものです。「大麻」や「マリファナ」という言葉には、違法感というかアンダーグラウンド感がまとわりついていますよね。その言葉を使ったり、聞いたりすると少しドキッとしてしまいます。隠語は、そのような言葉が身にまとった犯罪臭を見事に消し去る効果があります。

また違法薬物業界の共通言語を使うことで、そこにいる人間たちの結束は固くなる傾向にあります。方言のような感覚でしょうか。東京で自分の地元の言葉を使う人に出会うとどこかホッとするように、その言語で会話することで親しみが沸くといいますか。共通言語で会話することで、仲間感も生まれます。

クリスタルにアイス

これらの隠語は覚醒剤の隠語です。覚醒剤にはシャブという隠語がありますが、「シャブ」は使わない人からもあまりによく知られていて、もはや隠語とは呼べません。一方でクリスタルアイスといえば、結晶のクリスタルだったり、アイスクリームのアイスだったりと、そっちのイメージが先にくるでしょう。隠語としてはバッチリです。

一般的なクリスタルは透明ですよね。覚醒剤も一般的には透明です。やはりその見た目から隠語が造られたようです。なぜアイスなのかは諸説ありますが、覚醒剤の効果からその隠語が造られたというのが一般的な説明です。

覚醒剤を摂取した時、血管に冷たい感覚が走るそうですが、そこからきているのではないかというのです。覚醒剤の隠語には、「冷たいの」というものがありますから、そこから派生して生まれたのかもしれません。

覚醒剤には他にも、「スピード」や「エス」といった隠語があります。スピードもやはり、覚醒剤を摂取した時の鼓動や思考、動きが早まる様子からきているものと考えられます。エス(S)はスピード(Speed)の頭文字をとってのエスでしょう。

覚醒剤を摂ってはいけない理由

覚醒剤を摂取してはいけません。どんな理由であれ、とってはいけません。なぜなら、その見せかけの多幸感、気持ちよさは現実のものではなく、ほとんどの人がそれを「幸せ」と錯覚してしまうためです。

人間は「幸せ」や「快楽」を追求する生き物ですね。苦を避け楽を求むのがその本能でしょう。誰もが「幸せ」になりたいと思っています。幸せになりたくない人などいません。

覚醒剤は、その「幸せ」に一瞬答えをくれるかのように働きます。ただ、それは本物の「幸せ」では決してありません。むしろその反対であり、「不幸せ」への扉です。ここ薬物リハビリ施設ナルコノンは過去に多くの覚醒剤依存者をみてきましたが、覚醒剤によって幸せを手にした人は誰1人いませんでした。それが結果です。

やめたくてもやめられなくなってしまうのは、見せかけの幸福感や気持ちよさに完全に囚われてしまっているためです。覚醒剤をやめると人生がつまらなくなるのではないか、楽しいことがなくなるのではないかと怯えてしまっているのです。

結果として、ここナルコノンジャパンで多くの覚醒剤依存者が覚醒剤をやめ、覚醒剤のない人生を歩み始めました。口を揃えていうことは、薬がない人生が楽で幸せだということ。人生には希望と楽しいことで満ちているとういうことです。

もしかしたら、信じられないかもしれませんね?では実際に本人たちの証言を聞いてみてください。そこには想像もしなかった世界が待っていることでしょう。

覚醒剤への欲求が完全に消えた!~ナルコノン卒業生インタビュー前編~

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