薬物中毒でガリガリになってしまいました。

薬物中毒になるとガリガリにやせ細ってしまう…そんなことを聞いたことのある人は多いかもしれません。「やせられるよ」という言葉が誘い文句になるほどですから、実際、薬物に依存したせいで体重が減っていくことは珍しくありません。それは単なる「やせすぎ」ではなく、心と体のSOSです。

人間である私たちが健康的に生きていくためには、エネルギーを得るに十分なくらい食べる必要があります。しかし薬物を使うと、脳に異常な刺激が与えられてしまい、「食べること」そのものへの興味を失わせることがわかっています。特に、覚せい剤やコカイン、MDMAなどの薬物は、食欲を抑える強い作用を持っています。

薬物中毒とは、自分の意志では薬物をやめられない状態になってしまうことを言います。また、そのせいで他の病気になってしまうこともあるかもしれません。それだけ継続して薬物が体に入りこめば、異常に代謝が活性化され、じっとしていてもエネルギーが大量に失われてしまいます。

しかも薬物によってハイの状態が続くと、水分や食べ物を長時間とらないのに、体は覚醒したままになってしまいます。そうすれば、あっという間に筋肉も脂肪も削られていき、ガリガリにやせてしまうのです。覚せい剤など、いわゆるアッパー系の薬物を使う人たちが、極端にやせ細っているのはこのためです。

薬物中毒がもたらすのは、単なる身体的な変化だけではありません。精神的にも大きなダメージを受けます。食事や睡眠などの当たり前の欲求のみならず、趣味などの「生きる楽しみ」を感じる力が失われ、薬物を手に入れ、摂取することだけが人生の中心になっていきます。

「一回だけなら大丈夫」「ちょっとやってみよう…」そんな軽い気持ちから、薬物中毒は始まります。その人の意志が弱いとか、根性がないからやめられないわけではありません。どんなに強い意志を持っていても、それに屈するよう薬物は悪魔のようにささやいてきます。

薬物中毒の状態になってしまい、眠らなくても平気になってしまったり、もはや無敵な気分になったりします。数日食事を取らずにいても食欲がわかなかったり、集中して物事に取り組めるような気持ちになったりします。しかし真実は、体や頭がムリをしているだけで、本当に無敵になるわけではありません。

特に女の子は、体重が減ることに関してうれしく思うこともあるでしょう。しかしいずれは薬物中毒の影響に負け、度が過ぎてしまい、美しいスタイルというよりはガリガリになっていきます。免疫が下がるために、顔色も悪くなり、病気にかかりやすくもなるでしょう。

薬物中毒の罠は、手軽に快感を得られる点にあります。すぐに楽になれるという即効性は、甘い言葉ですよね。しかし、そんなものと引き換えに失われるものとはなんでしょう？その人本来の見た目の美しさ、精神の強さ、その人の持つ本当の良さを、僕は薬物なんかで誰にも台なしにしてほしくはありません。

薬物中毒への誘惑は、意外なほど身近にあります。それはSNSで知り合った人かもしれないし、クラブやイベント会場、あるいは親しい友だちからの軽い誘いかもしれません。そんなときは「一度くらいならいっか」「みんなやってるし」と流されることなく、あなた自身がしっかりと拒否する勇気を持ってください。

強調しておきますが、薬物中毒がもたらすのは一時的な快楽だけではありません。健康ではなくなること、精神がおかしくなること、そして孤独になること…他にもたくさんあるんです。ガリガリにやせ細った自分を鏡で見たとき、取り返しのつかない後悔におそわれることを、僕は知ってます。

薬物に頼らなくても、人生には喜びや希望があふれています。健康な心と体で、未来を切り開いていきましょう。

それでも万が一、すでに薬物中毒に苦しみ、その痛みから逃れたいと思っているなら…もしくはそのような人を助けたいとあなたが思っているなら、今すぐにナルコノンに電話してくださいね。

薬物中毒に終止符を打つことは長年不可能と言われてきましたが、ナルコノンには希望があります。頼もしいスタッフたちがお待ちしていますので、まずはお話をお聞かせください。

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