こんにちは、薬物リハビリ施設ナルコノン卒業生のアンソニーです。今回はMDMAについてです。MDMAは経口摂取が一般的ですが、他にもやり方は様々あります。今日はその一つである「粘膜摂取」について深掘りしてお話ししていきたいと思います。
MDMAとは
知らない人のために、MDMAとは何なのか簡単に説明しましょう。MDMA (エクスタシー)は現在若者の間で最も人気の高い薬物のひとつです。国連薬物・犯罪事務局によると、MDMAの使用者は世界全体でおよそ900万人に上ると推計されています。その大多数が十代の若者や20代前半の人たちです。
MDMAをやる人は若い人が多いという印象です。というのもMDMAはクラブやレイブに行く人が好んで使う傾向にあるんです。MDMAを摂取すると一時的に音の感度が上がったような気になるので、音楽を聴くと気持ちいいんです。若い人は音楽好きな人が多いですからMDMAはハマりやすいかもしれません。
もちろんMDMAの効果は音への感度だけではありません。MDMAがしばしば「ラブ・ドラッグ」と呼ばれるように、それは愛情という感情にも変化をもたらすのです。しかしそもそも愛情とは何か。それは言葉では表しにくい概念ではありますが、例えるなら人のことを好きになる気持ちというものでしょうか。誰それ構わず好きになる感じですかね。自分を好きになる気持ちが昂るような感覚もあって、何か許されているような肯定されているような気持にもなります。
MDMAを粘膜摂取すると鼻の穴が〇〇になる
MDMAを摂取する方法は様々です。MDMAは基本的には錠剤の形をしています。ですので、そのまま口から飲み薬を飲むように水で飲む方法が一般的です。他には、コカインのように鼻から粘膜で摂取するというやり方もあります。
その場合、MDMAの錠剤を砕き細かい粉末にした上で、お札などを丸めて鼻に突っ込んで吸い込みます。鼻から摂取するのは即効性が期待されるためです。鼻粘膜に存在する嗅神経は直接脳と繋がっており、この鼻粘膜から脳への経路では検問にかかることなく、薬物の物質が中枢神経系に入っていく近道になります。しかしこれを繰り返すとどうなるかご存知ですか?
鼻がバカになっていきます。鼻が炎症を起こし、鼻水が止まらなくなったり、鼻血が出やすくなります。匂いがしなくなったりするかもしれません。ただ最も恐ろしい副作用は…
鼻の粘膜がただれて、鼻の穴が一つになってしまう!?
ということもあるようです。重度のコカイン中毒者は鼻の二つの穴の間が溶けてなくなってる人もいるんだとか!その点MDMAも鼻から吸いすぎると、そのようなことになってしまうことも考えられます。
MDMAはとらないで
MDMAは悪夢のような薬物です。決して夢のような体験ではありません。最後にMDMAを体験した人の言葉で締めくくりたいと思います。
「今幸運にも生きていますが、心の傷は何年経っても癒えないままです。この薬物を取ったことの代償を一生払い続けなければならないのです。考え付く限りのあらゆることを経験しました。憂うつ、不安、ストレス、何度も繰り返される夜中の悪夢、そしてひどい頭痛 ― MDMAを取ったせいで苦しんでいることはまだまだあります。
ある晩、ほんの数粒のMDMAとアルコールを飲んだだけで、危うく死ぬところでした。この薬物は本当に命取りです。死なずにすんでよかったと思います。この悪夢のような苦しみに四六時中さいなまれることがどれほど辛いことか、表現しようがないほどです。
汗びっしょりで目覚めるたびに、それがただの悪夢だったことにほっとして、神様に感謝します。そしていつかこの悪夢が消え去るようにと祈るのです。薬物で酔ったり、『ハイ』になることくらい愚かなことはないと思います。」
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