こんにちは、薬物リハビリ施設ナルコノンジャパン卒業生のアンソニーです。大麻を吸って気分が悪くなり、不快な体験をすることをバッドトリップと呼びます。恐怖感に襲われたり頭がおかしくなって奇行に走ることもあり、大麻を吸う人なら一度は経験しているのではないでしょうか。これが原因で死亡することはあるのか…今日はそんなお話です。
そもそも大麻とは
大麻(マリファナ)は、紙巻タバコ(ジョイント)として喫煙したり、パイプや「ボング」として知られる水パイプで吸引することもできます。 また食べ物に混ぜたり、お茶として飲用されることもあります。時には、葉巻を開いて、タバコを取り除き、マリファナと取り換えて使用されることもあります。これは「ブラント」と呼ばれます。 ジョイントやブラントは、クラック・コカインやPCP(麻酔薬の一種、強力な幻覚剤)などの一層強力な薬物とともに用いられることもあります。
気晴らしのためにマリファナを使う人は、ハイな気分を味わうためにそれを取ります。それを使い続けると耐性ができ、以前と同じ量をとっても、その時と同じ高揚感や効き目は感じられなくなっていきます。
そのために、摂取する量を増やさなければならなくなり、さらにはより強い薬物を求め始め、そうして段々と薬物を手放せなくなっていくわけです。
大麻のバットトリップ
人は望ましくない状態や感情から逃れるために薬物を取ります。大麻を吸って「ハイ」になっている間は、一時的にその問題は覆い隠されるので解放されたような気分になるのです。しかしその「ハイ」な状態が消えてしまえば、問題や望ましくない状況は、以前より強烈になって戻ってきます。これも、さらに強力な薬物へ走る理由のひとつとなります。
「やけ酒」なんてまさにその典型ですよね。嫌なことや辛いことがあったと言って、それを忘れるためにお酒をガブガブ飲んで、一瞬でも気を楽にしようとする…ただ当たり前ですが、お酒を飲んだからといって、問題となっている嫌なことや辛いことが現実世界からなくなるわけではありません。
大麻を吸えばいつでも刹那的な開放気分が味わえるという訳ではありません。いわゆるバットトリップと呼ばれる現象で、大麻を吸ったのにも関わらず、「ハイ」になるどころか気分が絶望的な程までに下がることがあります。
バッドトリップに入ると、不安や妄想に囚われ冷静な思考を失います。急に泣き出したり、大声を出したり、暴れたりするかもしれません。また自分を価値のない人間のように感じたり、自責の念が強まることもあるので、自傷行為に走る危険性だったるのです。
壮絶な大麻のバットトリップを乗り越え、無事に大麻をやめたナルコノン卒業生の話がブログになっているので、ぜひお読みください。
バッドトリップで死亡することはあるの?
バットトリップが引き金となって死亡することは十分に考えられます。バットトリップで吐いた吐物による窒息や、パニックになり道に飛び出して事故死する例もあります。電車のホームに落ちるかもしれませんし、冷静な思考を持ってない人間が突発的に起こした行動によって命を落とす確率は、正気な人に比べて高いということは言うまでもないでしょう。大麻を吸ってもいいことはありません。
ナルコノンジャパンでは、薬物に特化したリハビリを行うことで、ご本人の心身のみならず、人間関係、そして人生そのものを改善している人々が実際に生まれています。薬物を手放せなくなっている方を知っている、もしくはご自身がそうだという方、ナルコノンにご相談ください。
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