こんにちは、ナルコノン卒業生のアンソニーです。今回は前回に引き続き、MDMAについてです。MDMAは正式名称をメチレンジオキシメタンフェタミンと言い、気分や知覚に変化ももたらす合成麻薬の一つです。そんなMDMAですが、改めて今日は、使用するとどうなるの？という疑問について実体験等を元にお話ししていきます。

MDMAはこうして誕生した

あなたはそもそもMDMAがこの世に生まれた背景を知っていますか？今市場に出回っているMDMAはどこかの売人組織が金儲けのために造っているかと思いますが、果たしてMDMAは売人が造り、売り始めたものなのでしょうか？

実はMDMAは、1912年にドイツのメルク(Merck)という医療品メーカーによって初めて開発されました。MDMAは、エクスタシーとも呼ばれ、精神作用をもたらす向精神薬です。

エクスタシー。もしかするとこの言葉をどこかで耳にしたことがあるかもしれません。エクスタシーという言葉は元来、快感が最高潮に達して無我夢中の状態になること。忘我。などの意味で、私たちが普段使うような言葉として世俗的に用いられています。エクスタシーというタイトルの曲、映画や書籍はたくさん出版されています。

それはさておき、MDMA（エクスタシー）はその後、軍の心理作戦の実験に使用されたり、「心理的抑制を低下させる」心理療法の治療薬として用いられたりしました。そして徐々に、現在乱用されているようなパーティードラッグになっていきました。

MDMAの効果を一言で表すなら

MDMAはどんな薬物ですか？使うとどうなりますか？という問いに対して、一言で答えるならば私はこう言うでしょう。MDMAは我慢ができなくなる薬物だよと。

車でいうブレーキの部分がなくなるようなイメージでしょうか。スピードを緩めたり、停車するためにブレーキを使いますが、車にブレーキがなかったらと考えるとどうでしょう。もはやそれは車じゃないですし、そんな危険な乗り物乗れないよって話です。

スピードを緩めることもできなければ、停車させることもできません。何らかの危険が迫って急ブレーキをかけないといけない場面、ストップを強いられるような状況で車をストップさせることができない。仮にそんな乗り物が世に放たれれば、いずれ悲惨な事故を招くことは想像に難くないはずです。

MDMAを使った状態というのは、そういう乗り物に乗っているようなもの。ブレーキのない車に乗っているみたいなもん。使えば使うほど、自分を抑制する力がなくなっていく。我慢ができなくなっていって、タバコはバカバカ吸うし、酒はいつまでも飲むし、大麻もずっと吸うわで…（これは私がコントロールを失った時の例ですが）。

そろそろ帰ろうという考えはなくなって、いつまでもそこに居たい感覚。「程々に」という言葉が最も馬鹿馬鹿しい言葉であるように思わされる時間。極端。

MDMAを使用するとどうなる

MDMAを使用したことがある人は分かることですが、MDMAの効果が切れてくると段々心が辛くなってきます。憂鬱になってきて、ふと消えたくなる瞬間も経験することでしょう。眠れないことも多く、焦りや不安が一気に襲ってきます。

MDMAを使用しても良いことはありません。絶対に使用しないでください。そして、今MDMAや他の薬物の依存で困っている人がいたら迷わずナルコノンに相談してください。

ナルコノンでは、薬物に特化したリハビリを行うことで、ご本人の心身のみならず、人間関係、そして人生そのものを改善している人々が実際に生まれています。薬物を手放せなくなっている方を知っている、もしくはご自身がそうだという方、ナルコノンにご相談ください。

あなたの勇気ある一声が、１本の電話が、１つの命を救います。まずはスタッフが、親身にお話をお聞きします。

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