こんにちは、ナルコノン卒業生のアンソニーです。2022年末にLSDの代替薬物とも呼ばれた1v-LSDが違法化しました。1v-LSDはLSDとほとんど効果が変わらないということで有名でしたね。今回はそんな幻覚剤LSDについてお話ししていきたいと思います。

LSDとは

LSDとは幻覚剤です。幻覚剤とは、その名の通り幻覚を引き起こす薬物です。この種の薬物を使用すると、現実には存在しないものが非常に鮮明に見えたり、聞こえたり、感じられたりします。幻覚剤の種類によっては、それを使用する人の気分に、突発的で予測できない変化を生み出すものもあります。

LSDは主にアメリカの密造工場で、結晶の状態で生産されます。このようにしてできた結晶は液体に加工され、販売されます。LSDは無臭、無色で、わずかに苦い味がします。

通常LSDは、摂取してから30分から90分で最初の効き目が現れます。多くの場合、瞳孔が開きます。体温は高くなる場合も、低くなる場合もあります。血圧と心拍数も上がる場合と下がる場合があります。また発汗や悪寒が起こることも珍しくありません。

僕のブログでも何度もお伝えしていることではありますが、LSDの怖さはその効果が予測できないことにあります。現実感を失った「恍惚感」から強烈な恐怖感まで、あらゆる気分を経験するでしょう。その最悪な面として、LSDを使用している人は薬物によって引き起こされた感覚と現実の感覚を区別することができません。

LSDで現実世界に帰ってこれない

一般的にLSDの効果は長くても12時間程度と言われています。しかし、人によっては、そして摂取した量によってはそれ以上にもなり得ます。

LSDを摂取したまま9時間、12時間と時間が経過するにつれて効果が切れる様子がなければ、現実に帰ることができないのではないかと不安を覚えることもあるでしょう。幻覚世界に置き去りになり、もう二度とシラフの現実を味わえないかもしれないと考えるだけでも、恐怖で生きた心地がしなくなります。

しかし実際に幻覚剤が原因で精神に異常をきたす人がいます。一時的なバットトリップやパニックならまだマシな方かもしれません。例えばLSDの使用者はこのようなことを語ります。

「花や木が自分に話しかけてきた」

「相手が自分を殺そうとしているんじゃないかと思った」

「視界が曲がってまっすぐ歩くことができなかった」

さてこのようなことはシラフの日常で起きることでしょうか？起きませんね。先ほどもお伝えしましたが、LSDを摂取すると現実には存在しないものが非常に鮮明に見えたり、聞こえたり、感じられたりするのです。

幻覚剤の摂取は非日常の体験をもたらします。しかし例えば幻覚剤を高頻度で摂取するとどうなるでしょう。非日常的な幻覚作用も、当たり前の感覚になるに違いありません。面白いもので、慣れた親しんだ感覚というのはなかなか忘れることがないです。人の脳は覚えるようにできていますからね。

だから普段幻覚世界を生きている人がある日シラフになっても、幻覚の感覚が抜けきらないということはあり得ます。その状態が続くといよいよ恐ろしくって、精神もおかしくなってくるんじゃないでしょうか。実際にそのような問い合わせは少なくないです。

LSDなしで現実世界を生きろ

薬物に手を出す理由は人それぞれですが、向かう顛末は大体同じです。ただ「やめたくてもやめられない」と。やめようという決意は、薬物の魔力の前においてはあまりに脆くひ弱な力で、全くあてになりません。

一度薬物を口にすればやめようと思ったことすらバカバカしく思えてきます。やめようと思ったならば、その気持ちのまま薬物を取るのではなく、勇気をもってここナルコノンに電話してください。必ずあなたの助けになるはずです。

ナルコノンでは薬物に特化したリハビリを行うことで、ご本人の心身のみならず、人間関係、そして人生そのものを改善している人々が実際に生まれています。薬物を手放せなくなっている方を知っている、もしくはご自身がそうだという方は、相談するならナルコノンです。

あなたの勇気ある一声が、１本の電話が、１つの命を救います。まずはスタッフが、親身にお話をお聞きします。

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