こんにちは、ナルコノン卒業生のアンソニーです。薬物を取引する際、買い手は混ぜ物をつかまされることがあります。混ぜ物とは、目当ての薬物に本来入るべきではない別の物質が混ぜられたものです。MDMAには混ぜ物、不純物が多いと言われたりしますが、本当なのでしょうか。
MDMAとは
あなたはそもそもMDMAがこの世に生まれた背景を知っていますか?今市場に出回っているMDMAはどこかの売人組織が金儲けのために造っているかと思いますが、果たしてMDMAは売人が造り、売り始めたものなのでしょうか?
実はMDMAは、1912年にドイツのメルク(Merck)という医療品メーカーによって初めて開発されました。MDMAは、エクスタシーとも呼ばれ、精神作用をもたらす向精神薬です。MDMAはその後、軍の心理作戦の実験に使用されたり、「心理的抑制を低下させる」心理療法の治療薬として用いられたりしました。そして徐々に、現在乱用されているようなパーティードラッグになっていきました。
MDMAという薬物を端的に表現するなら、僕はこの「心理的抑制を低下させる」という言い回しがピッタリだと思いますね。歯止めが効かなくなる感じというか、大体羽目を外すのはこういう心理状態の時だと思いますが、とにかく自分をコントロールできない!
自制が効かない、とまあアルコールでも同じことが言えますが、摂取すると「どうにでもなっちまえ!」という気持ちになるので、一度に大量に摂取してしまうこともあります。アルコールを飲めば飲むほど自制が効きづらくなっていくように、MDMAを摂れば自分を抑えることが難しくなっていくでしょう。
MDMAは不純物のかたまり?
以下の文章はデジタルメディアVICEからの一部抜粋です。イギリスのMDMA市場について書かれています。
薬物検査慈善団体のThe Loopによると、2021年の夏にMDMAとして発売されたものの55%に薬物が一切含まれていなかったとされる。The Loopが検査したサンプルの多くにMDMAが含まれておらず、代わりに大量のカチノンが含まれていたのだ。カチノンとは、MDMAと構造が非常に似ている薬物の一種で、MDMAのような効果をもたらすこともあるが、使用者によっては危険な場合もある。
MDMAという名で売られた薬物に、不純物どころか一切のMDMAが入っていないことすらあり得るのです。MDMAの主成分すら入っていないのですから、不純物が混ざった混ざってないの話でなく、それは完全な別物ということになります。
「私たちが確認した薬物のなかには、特に危険なものもありました。それらはMDMAで得られる体験の始まりを模倣しており、使用者に少しだけ快感をもたらします」とジョーンズ。「使用者はその快感のためにお金を払ったのに、通常MDMAで体験できるレベルまで到達できない。だからその薬物をより多く摂取してしまうんです。それにより不眠など、使用後に生じる影響がより長く続いてしまう危険が高まります」
さらに使用者はそのような混ぜ物、別物で快感を得ようとするあまりさらに危険な状態にさらされてしまうのです。ただこれについては、コロナ禍で起きた期間限定的な現象であり、コロナが落ち着いてきた今良質なMDMAが出回っているということも同時に指摘されています。
それでも、MDMAは誰が作っているのか
誰がMDMAを造っているのか。あなたが買い手だとしてそれを知るすべはありません。おそらくそれを売る売人すら知らないことでしょう。知らない人が造ったものを知らない人から買う。そしてそれを体内に取り込む。そのことについてもう一度考えてみてください。
薬物に特化したリハビリを行うことで、ご本人の心身のみならず、人間関係、そして人生そのものを改善している人々が実際に生まれています。薬物を手放せなくなっている方を知っている、もしくはご自身がそうだという方、ナルコノンにご相談ください。あなたの勇気ある一声が、1本の電話が、1つの命を救います。新しい人生を手にするチャンスはここにあります。今すぐにナルコノンにお電話ください。まずはスタッフが、親身にお話をお聞きします。
参照ページ:https://www.vice.com/ja/article/m7g9gp/mdma-uk-purity-levels
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