こんにちは、卒業生スタッフのアンソニーです。
突然ですが、LSDをご存知ですか?アシッド、紙、切手や曲げという名でよく取引されていますが、どんな薬物なのでしょう。そしてどんな効果があるんでしょう。またその効果は量で変わるのでしょうか。
今回はそんなお話をしていきたいと思います。
LSDとは
LSDとは幻覚剤です。幻覚剤とは、その名の通り幻覚を引き起こす薬物です。
この種の薬物を使用すると、現実には存在しないものが非常に鮮明に見えたり、聞こえたり、感じられたりします。
幻覚剤の種類によっては、それを使用する人の気分に、突発的で予測できない変化を生み出すものもあります。
LSDは主にアメリカの密造工場で、結晶の状態で生産されます。このようにしてできた結晶は液体に加工され、販売されます。LSDは無臭、無色で、わずかに苦い味がします。
通常LSDは、摂取してから30分から90分で最初の効き目が現れます。多くの場合、瞳孔が開きます。体温は高くなる場合も、低くなる場合もあります。血圧と心拍数も上がる場合と下がる場合があります。また発汗や悪寒が起こることも珍しくありません。
LSDは吸水性のある紙に吸収させて取引されることが多いです。その場合、この紙は切手ほどの大きさの小さな四角い紙片に分けられ、模様やマンガのキャラクターが描かれています。僕はラッパーの2pacが描かれたやつを見たことがあります。
LSDの効果とは
LSDを使用していると、食欲の減退や不眠、口内の乾燥、震えをしばしば経験します。より一般的な作用としては視覚の変化があります。LSDを使用している人は特定の色の強さに固着するようになります。同時に、気分が極端に変化し、現実感を失った「恍惚感」から強烈な恐怖感まで、あらゆる気分を経験します。その最悪な面として、LSDを使用している人は薬物によって引き起こされた感覚と現実の感覚を区別することができません。
僕はLSDの経験があまりなく、その効果を尋ねられてもよく分かりません。でも口内がとても乾いていたのと、体温が異常なほど上がったことがあるのは覚えてます。あまり試さなかったのは、とにかく時間が長いなと思って。12時間ぐらい効くことがあると聞いて、しんどそうだなと思いました。12時間のトリップは疲れそう、途中で気分が悪くなっても引き返せなさそうだと思い、消極的なイメージしかなかったです。なので摂るのは控えていました。
実際に周りにいた体験者に話を聞いたときは、「信号機の色が伸びてきて体に刺さった」とか「自分が胎児になって母親のおなかの中にいた」とか言ってました。
LSDの効果と時間は量で変わるのか
もちろん。というか、LSDの影響は全く予想できません。その作用は、摂取量、その人の気分や人格、そして薬物が使用される周囲の環境によっても変わります。それはサイコロの目できまるようなものです。目くるめくような、ゆがんだ陶酔感を味わうか、もしくは被害妄想的なひどい落ち込みを味わうかのどちらかです。
LSDの体験者はまたこのように話しています。
「トリップして幻想の世界に入ると、友達がみんなで俺を殺す計画を企んでいるんじゃないかという被害妄想に襲われた。それで、ここからにげなきゃと思い込んだ。友人の寝室に駆け込み、窓を開けてそこから飛び出した。幸運にも、その部屋は1階だった。雑木林を抜けて端に向かって走っていった。心臓の鼓動がどんどん早まっていくのを感じた。お前は心臓発作で死ぬんだという声が聞こえてきた。それで終わりじゃなかった。それから何年もたって、ランニング中に突然、トリップしながら走っていた時の幻覚が戻ってきたんだ。ひどいパニック発作に襲われ、お前は心臓発作で死ぬんだという声がまた聞こえてきた。LSDをやろうなんて考えを少しでも持っている人がいたら、絶対にやめとけと言うだろうね。」
ナルコノンジャパンは、LSDなどの強力な幻覚剤を含む薬物問題に対処し、薬物と関わることのない人生を取り戻すことのできる場所です。大麻やLSDなどをやめられない、薬物をとってどうしたらいいか分からなくなった、またそういう家族や友人がいる場合はすぐにナルコノンにご連絡ください。まずはスタッフが、親身にお話をお聞きします。
参照ページ:「薬物のない世界のための財団」公式ウェブサイト、LSD中毒とその影響、LSDとは何なのか (drugfreeworld.org)
薬物やアルコール依存について情報を得たい方へ
薬物やアルコール依存の問題に関する情報を配信します。