こんにちは、卒業生スタッフのアンソニーです。
世界中で”人気”の乱用アイテム大麻。最も身近で合法的に手に入る薬物、お酒(アルコール)。
この二つを同時に掛け合わせるとどうなっちゃうんでしょうか。今回はそんな大麻とお酒のちゃんぽんについてお話していきます。
大麻VS酒
よく大麻と酒どっちが体に悪いかという議論を目にしますが、どう思いますか。
大麻を吸うのは、アルコール飲料を飲むのと同じことでしょうか。まず、ここにいくつかの事実をあげようと思います。
アルコールを構成する物質はエタノールだけなのに対し、大麻には400を超える毒性物質に加え、たばこと同じ発ガン性物質が含まれています。タバコと違い大麻を喫煙する人は、大麻の効き目を高めるために煙を深く吸い、長く肺にため込む傾向にあるため、肺へのダメージが大きいです。アルコールは数時間で体から抜けますが、大麻に含まれるTHCは、数週間から数か月体内にとどまります。
またTHCは免疫機能を低下させますが、アルコールがそうさせることはありません。
これはアルコール乱用の危険性を低く見積もっているわけでは全くありません。アルコールも害のある薬物です。
しかし、大麻を吸うと大麻に含まれる毒性物質が長期間にわたり体内にとどまるということは、知られるべき語られない真実です。
大麻と酒の効果
ちゃんぽんとは、別種のものを交互に、または同時に用いることを言います。
つまり大麻と酒のちゃんぽんとは、大麻と酒を混ぜ合わせて使うことを意味しています。
じゃあ大麻と酒をちゃんぽんするとどうなるのか?という本題に入る前に、それぞれの効果について知りましょう。でなければちゃんぽんについても知ることができません。
大麻の作用は幻覚を除けばアルコールと良く似た中枢抑制作用と言われています。
中枢神経に抑制的に作用します。中枢神経というのは、脳と脊髄です。役割は多岐に渡り、運動の指令を伝えたり、脳の情報を処理します。また中枢神経は人の精神の働きや、感情の動きもコントロールしています。それを抑制するということは…
抑制が強ければ心臓が止まったり、肺の呼吸が停止するといった事態が起こり、死に至ることもあります。常習すればそれだけ、無感動や認知症の原因にもなりうると。これはすごく分かる気します。
大麻とか酒をやってる状態の人が、やたらと反応が鈍かったり、呂律が回らなかったり、無意識になったりするのは、抑制されてるからなんですね。単に抑えつけられてるということです。
大麻と酒のちゃんぽん
それじゃあ、大麻と酒のちゃんぽんはやばいじゃん?って、やばいです。
抑制されまくりです。
お~い、抑えられちゃうゾ。
それでいて薬物をとると自制するのが難しいから、「もっともっと」ってなってやりすぎちゃう。そこは抑えられない。
そういう欲求も抑えて欲しいぐらいだけど、抑制してくれるのは正常な感覚と体の反応だけみたいです。ハイになりたい欲求は加速する一方、頭と体が、どんどん悪くなる。こうなると大変。周囲に迷惑かけるかもしれないし、一人だとシンプルに危険です。
ちゃんぽんの依存性も甘く見てはいけません。アメリカの大学の、運転手を対象にした調査によると、飲酒をすると回答した人の三割が、数時間内もしくは同時に大麻を利用したと認めたそうです。またちゃんぽんを日常的に行う人の4割超がその影響下で運転したことがあると報告しました。両方を摂取した状態での運転は、どちらか一つを体内に入れての運転に比べ、より深刻あるいは致命的な結末になりやすいとも示されています。
とりあえず、ちゃんぽん以前に薬物は危険なのでやめてください。
ナルコノンジャパンは、アルコール、大麻をはじめとした薬物問題に対処し、薬物と関わることのない人生を取り戻すことのできる場所です。お酒、大麻をやめられない、薬物をとってどうしたらいいか分からなくなった、またそういう家族や友人がいる場合はすぐにナルコノンにご連絡ください。まずはスタッフが、親身にお話をお聞きします。
参考ページ
京大薬学・金子研・薬物依存 (kyoto-u.ac.jp)
CNN.co.jp : 飲酒、大麻使用や双方摂取での車運転を4割余経験 米調査
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