こんにちは、スタッフのアユです。
お酒を飲んでいれば、いつもは言えないことが言えたり、思い切った行動ができる！と信じている人はいませんか？
そのためにお酒の力を借りて、デートで告白しようとしたり、職場の人間関係を良くしようとする人は、多いかもしれません。
今日は「シラフでいられない」をテーマにお話していこうと思います。
シラフでデートなんてとてもできない？？
昔、私の友人に酒癖の悪い方がいました。「緊張してしまって、シラフで好きな人とデートなんてできない」と彼は言っていました。そんな人を可愛いと思う女性もいるかもしれませんが…そんなことはさておき。シラフという言葉ですが、そういえばどんな意味があるのでしょう？またまた、『明鏡国語辞典』で定義を調べてみました。
しらふ【素面・白面】
酒を飲んでいない平常の状態。
「素」という漢字には、ありのままの状態、手を加えていない状態という意味があります。ですから、お酒の影響を受けていない、ありのままの状態のことを指すのですね。
また、「白面」という字でも表されることがあります。お酒を飲むと顔が赤くなることがありますよね。ですからその反対で、赤くない顔＝白面という漢字が当てられているそうです。
ということは、「シラフでデートなんてできない！」と言う人は、「ありのままの自分ではデートなんてできない！」ということになってしまいます。ありのままじゃない自分じゃなかったら、誰がデートするのでしょう…。
お酒は本人とは別の人格を作りあげますから、このようにアルコールに逃げる人がいることは、まったく好ましくありませんが、そのメカニズムは理解できるといえるでしょう。
シラフで告白する勇気がなくて、お酒の力を借りました
お酒の力を借りて何かしよう（または、何かをしないでいよう）とする試みは、あなたの周りでもよく目にするかもしれません。
ちなみに私のその友人は、酔っぱらった状態で電話をかけてくるという癖もありました。
まあ、それがもし自分の好きな人で、その電話がもし”素敵な何か”だったら、それはそれでちょっとした恋の予感みたいな感じで良かったのかもしれませんが…その電話は、何を言っているのかわからない＆私のちょっとした悪口でした。
次の日に、「ねえねえ、昨日こんなこと言ってたよ」と言っても、その友人は覚えていません。こちらは嫌な思いをし、あちらは覚えていない。記憶にないことにはどうも責任が取り切れませんよね。お酒は、そんな無責任さを生み出します。
これを好きな人への告白にあてはめてみると？
もしかしたら、捨て鉢な勢いとして、お酒の力を借りることができたと一瞬錯覚するかもしれませんが、そこにその人本来の責任感や、正気の判断力はありません。きっと相手は「それ本気なの？」「覚えてるの？」と思うことでしょう。
このような現象の原因は、お酒に人の心や性格を変えてしまう成分、体の感覚を変えてしまう成分があるためです。これが、アルコールと薬物が同じ仲間に分類される所以（ゆえん）です。
酔った勢いを使わなくても、シラフのあなたは十分魅力的！
これは私個人の意見ですが、お酒を飲んでやぶれかぶれのようになって、デートを楽しもうとする人よりも、どうしたらいいかわからないとか、少し不器用でもがんばって楽しませようとする方が、人間らしくて愛らしいと思うのです。
完璧な人間など、この世にひとりもいません。
そこに向き合おう、直面しようと頑張っている人って、どんな分野においても本当に美しいものです。
酔った勢いを使うことは、そこにある向き合えないものに、向き合わないようにしようという努力です。
起こっている問題に対して対処しなければ、その問題はずっとそこにあり続けるでしょう。
目の前にいる敵を倒さずして、次のゲームのシーンには進めないのと同じです。
お酒は、本音を言えるようになるための魔法のアイテムではありません。
あなたは、あなた自身だからこそ魅力的で、あなた自身だからこそ人に愛されているのです。
本当の自分のままで、格好悪いかもしれなくても、勇気を持ってチャレンジする人を、悪く言う人はいません。（いたらその人はあなたの友だちではありません！）
ナルコノンでは、自分自身に正直でいることの大切さも学んでいきます。
失敗してしまったり、隠れてみたり、うっかりついてしまった嘘によって壊れた関係なども、それはすべて、正直になることで解決していくことができます。
薬物やアルコールからだけでなく、自分自身を縛り付けてしまっているものからも解放されましょう。
ナルコノンがどんな結果を生み出しているのか気になる方はぜひ、ナルコノンでアルコール依存を克服した卒業生の実際のインタビューを下記よりお読みください。
薬物やアルコールの問題でお困りの方、お困りのご家族をお持ちの方は今すぐナルコノンへご連絡ください。
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