こんにちは、スタッフのアユです。
日々、薬物やアルコールの問題についての相談を受ける中で、やはり増えつつあると実感するのが、この市販薬OD。覚醒剤などの違法薬物のように、検挙されることもないため、実質どれくらいたくさんの人々が問題を抱えているかは、正確に把握しきれないのが現状です。
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⇒市販薬ODブログまとめ
市販薬ODする理由:多幸感を得たい
人生にはいろんな浮き沈みがあることでしょう。些細な失敗、仕事のストレス、人間関係の悩み、失恋、家族の問題…これらは、その問題の大きさや申告の程度はありますが、誰しもが向き合うことになる問題です。
このうちのどれ1つ取っても、まったく経験しない人は少ないでしょう。
失敗しない人はいません。
ストレスを一切感じずに生きる人はいません。
人間関係を持たない人はいません。
失恋するときもあります。
家族の中で何も問題のない人などいるのでしょうか?
これらの問題を乗り越える時には、直面しなくてはなりませんし、頑張ってもどうしようもないことだってあります。
でも、それを乗り越えた先には、達成感や、新たな信頼関係、新しい始まり、幸せがあります。何より、自分に自信を持つことができます。
多幸感というのは、以前ブログにも書かせていただいたことがありますが、ただの幸せな気分ではありません。「薬物などの影響による過度の幸せ」を言います。この「過度の幸せ」を得た先にはいったい何があるのでしょうか?
市販薬ODによる”効果”の一つ「ふわふわ」
市販薬ODをする人の中には、気持ちを上げたい、嫌なことを考えないで済むような、「ふわふわ」した感じを求めて、それらを乱用する人々がいます。
薬物をやめられない原因の中には、その人の視点から見て「取った方が良い理由」というものがあります。その依存状態こそが薬物の罠なのですが、実際すでに依存や乱用を止められなくなってしまった人に、それを言ってももう仕方のない領域にまで進んでいるかもしれません。
市販薬ODは、「薬が弱いから大丈夫」「楽しみでやっているから大丈夫」と言う人もいますが、突然やめれば離脱症状が襲ってきます。
その離脱症状は、薬物を取れば一瞬「止む」のです。しかし、どんどん同じ量では対処しきれなくなっていきます。
吐き気、寒気、市販薬の種類によっては幻覚が起こることもあります。
これだけ聞いてみても、違法薬物への依存と一体何が違うというのでしょう?
確かに、それは一時的に気持ちが良く感じられるのかもしれません。
今まで感じたことのないような「ふわふわ」の中に身をゆだね、一瞬現実から切り離されたように感じられることでしょう。
しかし、一度手を染めてしまえばそれは悪循環の始まりです。
そしてその一瞬の「ふわふわ」が終わったとき、あなたを悩ませていた問題は消えてなくなったのでしょうか?
ええ、それは依然としてそこにあるのです。
市販薬ODをする前にあった問題…解決できるとしたら?
薬物をやめられなくなってしまった人は知っています。
彼/彼女の問題は、本当は、薬物そのものではないということを知っています。
もちろん、ご家族をはじめその影響にさらされている人々にとっては、薬物が問題ですし、まぎれもなくこれは薬物がしでかしている問題です。
このような状態に陥ってしまった要因を突き詰めていくと、そこには薬物を始める前に、何か逃げたくなるようなこと、直視しがたい問題、コミュニケーションから外れることなど、いろんなことがすでに起こっていました。
それを解決しなければ、本当の意味での薬物離脱は難しくなってしまいます。
なぜなら、その後同じ問題にまた出くわした時に、同じ逃げ道を選択してしまう可能性が高いからです。
また、行動性としていくら「薬物を取らない」という選択ができたとしても、渇望を消し去ることはできず、それは非常に辛いものになっていってしまいます。
毎日、「またやってしまうかも」という恐れを抱きながら、1日1日を我慢し続けなくてはならない離脱の方法は辛いものです。
ナルコノンは、その根本の原因を見直していく薬物リハビリを提供します。
ご家族だけでは処理しきれない問題になっていると感じている方、ぜひご相談ください。
専門家のサポートの元で、離脱症状を最小限に抑えてやめたい方、ぜひご相談ください。
出口の見えないトンネルから抜け出しましょう。
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