アルコール依存といつ向き合いますか?先延ばしをすれば、解決が難しくなり、あなたのお金も時間も奪う可能性があります。アルコール依存の解決に向けて、最も簡単なタイミングは、今です。
アルコール依存による経済的損失
では、具体的に計算してみましょう。40歳男性が60歳まで毎日、多量飲酒(過去ブログ「アルコール依存と向き合う前に①」を参照のこと)を続けた場合、どれくらいお金がかかるのでしょうか?
こちらはコンビニで確認した一般的な値段ですが、安くはないですよね。
毎日飲むわけではないなら、ここまでの量を飲まないのかもしれませんが、多量飲酒をしている以上、耐性は生じます。精神的依存、身体的依存、そして酒の量が増えていく可能性は否定できません。
また、おつまみや水や炭酸水などの割物やチェイサー、外での飲み代、運転代行やタクシー代…これに付随するお金もかかることを考えるとどうでしょうか?
精神的依存や身体的依存によって働けなくなる人がいます。ブラックアウトによる怪我や、アルコール性の疾患による治療と投薬を受ける人が実際にいます。最悪の場合、酒気帯び運転や飲酒運転による反則金20~50万円、飲酒運転による死亡事故などでは3000万円以上の賠償金が発生します。実際にこれらのことは起こっているのです。
(参照URL:厚生労働省HP e-ヘルスネット参照 – アルコールによる健康障害、ATOM交通事故解決弁護士ナビ)
これだけで済めばよい方です。社会的信用を失った結果、就労が出来なくなったらどうでしょう?
40歳で職を失ったとすると、
40代男性の平均年収582万円×25年として、単純計算で1億4550万円を失うことになります。
アルコール依存による時間的損失
最も権威ある医学誌のLancet誌に、アルコールと寿命に関する論文が掲載されました。
『40歳時点での平均余命』
- 純アルコール量が週に100〜200グラム → 6ヶ月の余命短縮
- 純アルコール量が週に200〜350グラム → 1–2年の余命短縮
- 純アルコール量が週に350グラム以上 → 4-5年の余命短縮
(参照URL:Lab-On|研究の未来をデザインするメディア – アルコールに適量なし……「少量でも健康に影響あり」超大規模研究で明らかに)
※この純アルコール量は多量飲酒に準ずる量です。
時間的損失についてですが、5年余命が短くなるのであれば、年金額も5年分受け取れません。男性の平均年金受取額164,770円×12カ月×5年=9,886,200円を失うことになります。
(厚生労働省「厚生年金保険・国民年金事業年報(2019年度)」より)
アルコール依存の方が、余命が5年短くなるだけならまだ良いでしょう。考えてみてください。40歳男性の平均余命は約40年です。これが5年短くなるので、残り35年の余命になります。
ご家族は残り35年、アルコール依存の人間と付き合って生きていくことになります。
依存でなくとも、アルコールで散らかったテーブルを片付ける、飲んだ後のもののごみ捨て、夜中のイビキ、酔っ払いの介抱、二日酔いの朝の対応、1日30分取られたら、約6,400時間近くも、お酒に時間を奪われたことになります。
夜中のイビキで起こされたなら、ただの時間ではなく、睡眠時間が奪われます。
飲む側からすれば、お金は趣味に費やしていて、時間も楽しいものかもしれません。
しかし、ご家族側からすれば、それは楽しい時間ですか?
解決策はあります。ナルコノンにご連絡くださいませ。
薬物やアルコール依存について情報を得たい方へ
薬物やアルコール依存の問題に関する情報を配信します。