「薬物依存症は治ると思いますか?」という質問に、YESと答える人たちとNOと答える人たちがいます。実際に薬物依存者を身近に抱える人たちの多くは、この質問にNOと答えます。薬物依存症は一生ものであるという考えは、どうしてもぬぐいされないものです。
10年使用していないけど「僕は依存症」
薬物やアルコール依存症とは、世間では非常に珍しいタイプの病気と識別されるかもしれません。なぜなら、強い精神力をもって使用をやめ、家族や仲間に支えられ、数年から10年以上という単位で薬物を使用していなかったとしても、彼らは自分は「依存症である」と主張するからです。
これは単に「薬物を使わない」という状況が完治を意味するわけではないという事実を表しています。ナルコノンの卒業生たちも口にすることではありますが、「薬物のことなど考えない」「薬物など必要としない」状態が本当の意味での克服と言えるでしょう。
私が初めて薬物依存やアルコール依存の方が集まるミーティングに参加したとき、「私は薬物依存症です」と全員が宣言することに非常に違和感を覚えたことが思い出されます。
再発・再使用の危険性
では、なぜ依存症が「治った」と実感することができないのでしょう?それはひとえに「再使用してしまうかもしれないという自信のなさ」から来ます。自分が未来永劫、絶対に薬物を使わないだなんて、いったい誰が保障してくれるというのでしょう?
そう、誰もいません。それができるのは本人だけです。
人生を歩んでいく上で、どのような困難、ストレス、誘惑に出会ったとしても、本来の自分の意志と決断力で切り開くことができれば、薬物を頼ることなどないでしょう。
しかし、多くの薬物使用者が「人から仲間外れにされないために」「苦しみから逃れたいから」「即効性のあるストレス発散方法がほしくて…」そのような理由で気軽に使い始めた結果、重度の依存に苦しみ人生を台無しにします。
人生を自分がコントロールするのではなく、人生に振り回されてしまう…。そのような悪循環を完全に振り払い、本当の自分とその自信を取り戻す時、彼は初めて薬物に心からサヨナラを言うことができるでしょう。
薬物依存から卒業する場所 ナルコノン
ナルコノンでは、薬物を必要としない人生を取り戻し、元気に社会復帰している卒業生たちがいます。
独自のプログラムにより、薬物などもういらない、新しい自分になる…そのような実感を証言して、緊張しつつもナルコノンプログラムを卒業していくのです。
すべての卒業生たちに、ひとりひとり違うストーリーがあります。そして私たちは、過去を語ることはありません。未来を見据えた希望、自分が向上したこと、これから向き合っていくものごとについて語ります。
もちろんナルコノンを卒業したからといって、スーパーマンになるわけではありません。しかしながら、彼らが抱える人生の問題の中に、薬物に関する問題はもう含まれていないことでしょう。
ナルコノンは、長年不可能と思われてきた、薬物依存からの克服を可能にしています。問題を抱えている方、助けたい人がいらっしゃる方は、今すぐにナルコノンにご連絡ください。
頼もしいスタッフたちがお待ちしています。まずはお話をお聞かせください。
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