こんにちは、ナルコノン卒業生のアンソニーです。さて、有名大学の学生の薬物逮捕のニュースがネット上を騒がせています。というのも乾燥大麻とともに覚醒剤入りの錠剤が警察に押収されたというのです。大麻のおまけでもらったとされている覚醒剤ですが、そんなことは実際起きるのでしょうか。薬物取引の闇はどの程度深く暗いものなのでしょうか。

覚醒剤とは

覚せい剤は、コカインなどの強力なストリート･ドラッグと同じクラスに位置付けられる違法薬物です。この薬物には多くの呼び名があり、日本ではシャブ、スピード、エス、また海外ではメス、クランク、チョークと呼ばれています。ちなみにX（旧Twitter）では、🍨や🧊の隠語で取引されています。もともと白い結晶状の薬物で、使用者はこれを微粉末にして鼻から吸引したり、喫煙したり、注射器で注入したりします。

しかしどんな方法で取ったとしても、この薬物を取ると、続けて取りたいという強い欲求が引き起こされます。なぜなら覚せい剤は、見せかけの幸福感や充実感、根拠のない強い自信、異常な活発さ、エネルギーをつくり出すからです。また、食欲もなくなります。このタイプの薬物の作用は、通常6～8時間続きます。しかし、24時間続くこともあります。最初は何らかの快感を得られるかもしれませんが、いったん取り始めると、覚せい剤はその人の人生を破壊し始めます。

覚醒剤をおまけでもらう？

多くのメディアが報道するところによりますと、容疑者となってしまった青年は覚醒剤を売人からおまけでもらったと話しているそうです。しかし、そんなことはあり得るのでしょうか。

大麻のおまけとして覚醒剤を売人からもらう、十分にあり得る話だと思います。むしろ、薬物売買にありがちなことでさえあります。人は快楽を求める傾向にあると思いますから、一般的に、薬物を一回買って使うと次もまた欲しくなる。そうじゃない人もいるけど、ここでは一般的に多くの人がそうであるという意味で、これは事実だと言っていいでしょう。

一回きりでやめられないというのは、依存の始まりです。強力なドラッグほど欲しくなるのは、ドラッグで体験したことが忘れられなかったり、もう一度味わいたいと思うからです。そしてだんだんとドラッグが生活に入り込んできて、自分の生活になくてはならないものになっていく。売人はそのことを知っていますから、強力な薬物を与えたがります。大麻じゃなくて覚醒剤を買ってくれた方が、売人はお金が儲かりますからね。

私の知っている人に、子供が生まれたお祝いに覚醒剤を売人に渡されて試したのがきっかけで覚醒剤依存に陥った人がいます。実際彼はそれがきっかけで大麻には一切手を出さなくなったそうですが、代わりに覚醒剤ばかり買うようになったと話していました。

大麻覚醒剤は身近にある

今回その学生が逮捕されたことでネットが喧しいですが、それもマスメディアが囃し立てているせいです。その学生の所属する大学は過去数年で度々話題になっており、今回のことで再び大学側の対応が例の如く非難されている。不祥事はマスメディアの得意分野ですから、当事者の学生は格好の獲物になってしまった。彼はそこまでのことをしたんだろうか。

とにかく、大麻や覚醒剤は意外と簡単に手に入ってしまう。そのことは頭の片隅に入れておいてもいいと思います。

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