こんにちは、スタッフのアユです。
薬物と言うとどんな形状のものが思い浮かぶでしょうか?白い粉、白い錠剤、はたまた注射器…。今日はそれらとは打って変わって、MDMA、赤玉、青玉など、カラフルなドラッグについてお話ししましょう。
販売中止の赤玉 何がいけなかったのか
皆さんは「赤玉」という言葉を知っていますか?これは、2015年11月に販売中止となった、エリミンという睡眠薬のことです。赤玉と言う通称がついてしまったのは、まさに見た目が真っ赤な色の錠剤だからです。
(写真はイメージです)
MDMAが「かわいい見た目に騙される」ように作られているのに対し、エリミンがこの色になったのは、これが非常に強い薬であり危険なためです。飲むときに他の薬と混ざってしまい、誤って用量以上を飲んでしまう…そんなことを避けるためです。
「非常に強い」薬とわれる理由は、これがベンゾジアゼピン系の薬であり、依存性が非常に高いからです。ベンゾジアゼピン系のお薬は、不安や緊張、不眠などを改善すると言われていますが、その即効性は麻薬そのものです。
使用経験のある人に実際に話を聞いたところ、
「キマった時とキレた時が非常にわかりやすいので、また欲しくなる。」
「量を増やさないと十分でないと感じるようになる。」
などと教えてくれたのを思い出します。
赤玉は、酒と一緒に摂取すると更に強い作用をもたらします。その1つが記憶が完全に飛んでしまうことです。赤玉とアルコールで「遊ん」で一気に高揚した後、起きたら数日経っており、何の記憶もないと言う人もいます。
このような乱用をする人が増えたため、2015年に販売停止となりました。
MDMAでも赤玉でもないカラフルドラッグ「青玉」って何?
赤玉と対になった名付けなのかはわかりませんが、「青玉」と呼ばれるものもあります。これは、青色の睡眠薬の錠剤のこと全体を指してこのように呼ぶようです。それには以下のようなものがあります。
- サイレース/ロヒプノール(フルニトラゼパム)
- ハルシオン(トリアゾラム)
これらを水に溶かすと真っ青(トイレの液体除菌剤のような青)になります。口に含むと舌が青くなることもあります。この色がついている理由は、飲み物に睡眠薬を混ぜ、知らずにそれを飲んだ女性に性的暴力を振るうという犯罪が起こったことを発端とします。(このように悪用される薬物をレイプドラッグとも言います。)
関連ブログ:お酒や飲み物に…薬物を混入されてしまう事件に気を付けて
赤玉と同様に危険を知らせるため、睡眠薬を混ぜられても気づけるようにという意図が始まりでしたが、今やこの色が「キレイだ」「インスタ映えする」などと言ってもてはやされ、乱用が止まったとは言えない状況にあります。
サイレースもハルシオンも、深刻な副作用をもたらす可能性があるため、医師の判断によって慎重に処方されるべきお薬です。それを安易に乱用することは、命を危険にさらしていると言えるでしょう。
参照URL:厚生労働省HP – サイレース錠1mg/ サイレース錠2mg(添付文書)
参照URL:厚生労働省HP – ハルシオン 0.125mg錠/ ハルシオン0.25mg錠(添付文書)
MDMAであろうと、赤玉・青玉であろうと薬物であるということ
処方薬である睡眠薬や、ドラッグストアなどで気軽に買えてしまう睡眠薬は、合法に手に入れられることもあって、依存しているという事実に対して危機感を得にくいことがあります。
「違法薬物は自力で止めることができ、今は処方薬だけ取っているので大丈夫」という声を聞くことがありますが、これは本当の解決策に至ったとは言えないでしょう。
遊び感覚で乱用されてしまう違法薬物MDMAや、処方薬の赤玉、青玉。これらの乱用の歴史は、今に始まったことではありません。そして、薬物全体の依存や乱用の歴史という視点から見れば、人類はいつもこれに悩まされ、問題を広げ、屈服してきました。
薬物に勝利した歴史は未だかつてありません。
しかし、今は日本にナルコノンができました。
ナルコノンでは、最小限の離脱症状で安全に薬物を止め、過去に取ってしまった薬物の影響から解放され、その上で問題の解決方法を教育するプログラムが揃っています。
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