今日は、処方される医薬品の話になります。薬物中毒に効能効果を持つものがあります。これは錠剤も注射剤もありますが、この成分自体は、肉類や果物にも含まれているものです。これはアルコール中毒の一時的な症状を緩和します。
タチオン錠
効能効果は薬物中毒、アセトン血性嘔吐症(自家中毒)、金属中毒、妊娠悪阻(つわり)などです。アルコール中毒の方向けに、錠剤としても処方される医薬品の一つです。
(参照URL:独立行政法人医薬品医療機器総合機構HP、添付文書情報より)
(参照URL:厚生労働省HP – e-ヘルスネットアセトアルデヒドより)
アルコールが代謝される過程で出るアセトアルデヒド、上記のように何度かご紹介させていただいています。これが、人体に有毒と言われています。
このアセトアルデヒドに対して、抗酸化作用を発揮して、無毒化する作用が、このタチオン錠の成分である『グルタチオン』です。
このグルタチオンは同様の作用で、違法薬物や金属も無毒化する作用があります。
(注意:必ず、医師の処方により、医師・薬剤師の指導の下で服用してください)
グルタチオン
このグルタチオンは、グルタミン酸、システイン、グリシンという、人体を構成する20種類3つのアミノ酸で出来ています。
グルタチオンは肉類、小麦胚芽、パン酵母、キウイフルーツ、アボカドなどに多く含まれていますが、特に多く含まれる食材は、レバーです。
◆レバー100g当たりのグルタチオン含有量
牛レバー:175mg
豚レバー:150mg
鶏レバー:105mg
医薬品には、1錠当たり100㎎のグルタチオンが含まれているので、それと同等かそれ以上の量が含まれていることになります。
これが、お酒にはレバーが良いと言われている理由の1つでもあります。
また、解毒や抗酸化作用を持っているため、美肌にも効果があると言われています。実際に、サプリメントとしても販売されています。
しかし、これはあくまでも一時的なアセトアルデヒドの悪影響に効果があるのみです。
アルコールへ依存する精神そのものを解決することは出来ないでしょう。
二日酔いが治ることは、アルコール依存症が解決したことにはなりません。
身体の状態改善とアルコールの解決
お酒を飲んだ次の日、二日酔いのない状態であれば、それは楽だと感じることでしょう。
様々な栄養がそれを助けてくれることは、すでに科学的にわかっています。
栄養補給をして二日酔いが治ることや、薬などを用いて二日酔いしないで済むことは、アルコール依存自体が解決するということではありません。
身体状態の改善はアルコール依存の解決にはならず、あくまでも、準備段階に過ぎないということを忘れないでください。
悪いことに、グルタチオンの効果を知ることで、自分が飲んでしまうことを正当化し、飲酒を助長する可能性もあるのです。
栄養は、アルコールの身体への影響において、大きな助けとなり緩和することが期待できます。しかし精神的な影響に対しては、栄養のみでは、対応が不十分と言えるかもしれません。
ナルコノンは、栄養補給以上の処置で、アルコール依存の克服をサポートする場所です。
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