こんにちは、スタッフのアユです。
薬物やお酒の影響を受けてわけがわからなくなってしまった人は、暴言を吐こうか奇行に走ろうが、本人は覚えていない…これはもう「あるある」過ぎて聞きたくないレベルかもしれませんね。なぜならこれでダメージをくらうのは、本人よりも周りの人々だからです。
お酒で暴言を吐く前のあの人
思い出してみましょう。薬物やお酒の影響を受ける前のその人は、どのような人だったのかということを。
…ええ、私も人生を30年以上経てきて、お酒関連で大変なことになってしまう人たちの顔は何人か浮かんでおります。
その中の1人は、私が小さい頃に会った、「おじさん」と呼べるような年齢の男性でした。
シラフで会うときはとてもおとなしく、真面目そうで、挨拶をきちんとする人だったのを覚えています。「久しぶりだね、学校はどう?」「がんばってるね。」言葉数は多くなくとも、社交的で面倒見の良い人でした。
しかし、ひとたびテーブルの上に焼酎と水を置けば、もうエンドレスになってしまい、彼の奥さんはもはや何も言わないほどにあきれ果てるというスタイルが確立されていました。
昔はまだ、飲酒運転に対する規制も甘かった時代がありましたよね。
私は彼が飲酒運転する車に、何度か乗った記憶もあります。
今思えば、小さい子どもを乗せて飲酒運転なんて、言語道断、親の立場からすると青ざめてしまうようなことですよね。それでも、特に咎められない時代でもありました。
そして注目すべきはやはり、言動が全く変わってしまうことです。
シラフの時の、真面目で寡黙なおじさんはもういません。
太っている人に「デブ」と言い、若い女の子にも性的な言葉を平気で言ってしまいます。
それなのに周りの人は「まあまあ、彼、酒飲まなきゃいい人だから…」
いやいや、言われた側はたまったもんじゃありませんよね。
暴言を吐く心理…どっちが本性か問題
こんなことを言う人がいます。
「酒を飲んで本性が出た!」
「酒が本性を暴いたんだ」
ちなみにそもそも、本性とは「本来持っている性質」のことです。
私はこの言葉を、真っ向から否定したいと思っています。
例えばお酒を一生飲まなければ、そんな醜態はさらす必要がありませんよね。お酒さえなければ、そんな風にはならないのです。酔っぱらった家族、恋人、友だちなど…その人を良く知るあなたならわかるでしょう。その人が本当はどんな人なのかを。
お酒で本性が現れることはありません。
違う人格が出てきてしまう=それが本性であるわけではありません。
言いにくかったことを言えるようになったり、いつもなら勇気がなくてできないことを思い切ってできるようになることはあるでしょう。でもそれは本当のその人がやっているのではないのです。
これがお酒がまやかしである理由。信じてはいけない罠なのです。
「風邪を引いてしまう人の心理」なんてありませんよね。
感染したウイルスの影響で、その状態が起こっているわけです。
(お酒におぼれることは病気ではありませんが、お酒という薬物の影響で、この状態が引き起こされている、ということを例えるために比較してみました。)
お酒で暴言を吐く人の「心理」なんてありません。
それは、精神が毒されて、狂ったために起こる言動や行動であるだけだからです。
お酒を飲まないあの人の、本当の心理はどこにあるか
家族、恋人、友だち…お酒の問題であなたの大切な人によって、あなたはたくさん傷ついたことでしょう。怒りを通り越して、もう諦めているかもしれません。
でも、「彼が悪い人である」ということを、純粋に信じているわけではないはずです。
もしあなたが、あなたの大切な人を最後のチャンスで助けたいなら。
健康で幸せだった日々を取り戻せるなら。
罠から抜け出る道はあります。
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お酒も薬物も、本気で断ち切りましょう。
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