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リハビリをクリスマス後まで先延ばしにすべきでない10の理由


薬物リハビリ施設 ナルコノンジャパンのスタッフ、アユです。

薬物やアルコールについて真剣に話を切り出したい人がいるけれど、やっぱり年末年始のバタバタが終わってからがいいよね…なんてあなたが考えているのなら、今すぐこのブログを読んでください。

今日は、自身も薬物依存を克服し、現在はその克服を助けている海外のライター、ジュリーさんという方の記事を、日本語版でお届けします。

元のブログ(英語版)はこちらからお読みいただけます。

依存の問題から逃げようとしてない?

またこの季節が巡ってきました。クリスマスから年末年始にかけてのこの時期には、たくさん楽しいことがありますが、難しい状況を抱える人もいるでしょう。あなたの大切な人に、薬物リハビリをしてほしいと話を切り出すことは、この難しい状況に入ることでしょう。

私は長年薬物依存の分野で働いてきましたが、治療から逃れようと、連休や休暇シーズンを言い訳にする例をよく聞きます。

悲しいことに、多くの家族がこれは良いことだと思い(それは誤りなのですが)、こうした要求に折れてしまうことがよくあります。

厄介な状況なのはよくわかりますが、真実は単に、あなたの大切な人がリハビリに行くのを連休明けまで延ばすというのは、依存の助長に手を貸すことであるということです。

厳しいことを言うと思うかもしれませんが、これは事実です。薬物依存は危険な状態ですから、できるだけ早く対処すべきです。

リハビリを先延ばしにすべきでない10の理由

今日は、休み明けまでリハビリに行くのを先延ばしにすべきでない10の理由を紹介します。

1. 過剰摂取の可能性が高まる

最近のほとんどの違法薬物には、非常に強力な合成オピオイド(鎮痛作用のある化合物)であるフェンタニルが混入しており、これが過剰摂取による死者を増加させる原因となっています。

覚醒剤やコカインにも、フェンタニルが含まれていることがあります。覚醒剤を使用している人は、一般的にオピオイドへの耐性がないと言われています。ですから、フェンタニルはより大きな脅威となり得るのです。

悲しいことに、最近の薬物はかつてないほど危険になっており、薬物の使用期間が長ければ長いほど、過剰摂取の可能性は高くなります。

2. 捕まる可能性が高まる

薬物依存という生き方が、逮捕されるリスクを高めるのは想像に難くないでしょう。多くの薬物は所持することすら違法ですし、次の薬物を手に入れるために犯罪行為を行うことも多いので、逮捕されるのはよくある話です。

依存に溺れる時間が長いほど、刑事責任を問われる可能性も高くなります。痛い目を見たおかげで人生を好転させられた、なんて人もいますが、本来そんな必要はないはずです。

にもかかわらず、なぜ法的なリスクを抱えようとするのですか?

3. 巻き添え被害が増える

薬物依存について最も悲しいことのひとつは、その本人の人生だけでなく、周りの人々の人生をも破壊してしまうことです。

依存の状態に巻き込まれる期間が長いほど、その人の人生だけでなく、その人に最も近い人たちの人生にも、より多くのダメージがもたらされます。

健康被害、人間関係の破綻、取り返しのつかない事態を引き起こすなど、薬物依存の人生は常に破壊の道を残します。依存の状態に早く対処できれば、身近な人を傷つけずに済むのです。

4. ストレスが増える

薬物依存の状態で生きるのは、ストレスが多いものですが、薬物依存の人と一緒に暮らすのは、おそらくそれ以上でしょう。

眠れない夜、つらい口論、数え切れないほどの涙は、終わりがないように思えるほどのストレスにつながります。大切な人がやっと治療を始めるとき、家族はようやく安堵のため息をつくのも、当然のことでしょう。

5. 今後リハビリに行かなくなる可能性が高まる

リハビリに行くことを先延ばしにすればするほど、行く可能性は低くなります。その人の気が変わる前に、行くことに同意したらすぐに治療に入ることが本当に重要なのです。

薬物依存の問題を抱える人に、リハビリ施設に行く前に、年末年始の連休を楽しむための猶予を数週間でも与えてみてください。年明けを迎える頃、その人にまだ行く気があると思いますか?

6. その人に、薬物依存の状態で本当に連休を過ごして欲しい?

薬物依存の状態で過ごす連休は、残酷なものです。酔っぱらって二日酔い、ハイになって禁断症状…アップダウンしながらこの季節を楽しむのは難しいものです。

あなたの大切な人を今すぐ解放してあげたいと思いませんか?後になった時、あなたもご本人もこの決断に感謝するはずです。

7. 事件、事件、また事件

アルコール依存や薬物依存は、事件を生み出します。

避けて通るのは難しいものです。ご自身のためにも、今年の年末年始は、大切な人に早く治療を受けてもらい、事件を待つのはもうおしまいにしましょう。

8. ただそれを乗り越えるということ

何か行うのが難しいことがあるとき、一番良いこととは、ただそれを乗り越えることです。リハビリに行くことについて何ヶ月も頭の中でグルグルと考えることは、「行く」という決断を何も助けてはくれません。

特に、行くのに最適な時期が今である場合は、なおさらです。

9. 依存を助長するのをやめられる

多くの家族が、大切な人を助けているものと思い、善意で行っている行動によって、その人の依存が継続するのを助長することがあります。

大切な人が命を救う治療を先延ばしにするのを認めるのは、その人が良くなるのを助けているとは言えません。それは、同じ状態を維持するのを可能にしているだけです。

10. なぜなら、それが単に正しいことだから

薬物やアルコールに依存する人が良くなる唯一の方法は、少し厳しい愛情を示すことです。

もちろん、年末年始をリハビリ施設で過ごすのは簡単なことではないかもしれませんが、積極的に依存の状態で過ごすよりはずっと楽なのです。

命にかかわる状態ということを忘れないで

ここまで述べてきたことは、単純化しすぎていると思われるかもしれません。しかしそれが本当に意味することは、薬物やアルコールへの依存とは命を脅かす状態であり、できる限り早く対処すべきという事実に尽きます。

もし、あなたが命を救うために心臓の手術を受けなければならないとしたら、年末年始の連休の邪魔にならないようにと、2か月も先延ばしにしたりはしないですよね。結局のところ、薬物やアルコールの依存も同じです。

大切な人が治療を受けようと受けまいと、連休シーズンは来年もやってくるのです。

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以上がジュリーさんの記事の翻訳でした。

薬物依存の人は、本人が歩いたり話したりできるために、ご家族をはじめとする周りの人が「そんなに急ぐことではない」「もう少し様子を見ます」「そんな大げさな」と、油断してしまいがちです。

もしその見解が正解なら、薬物やアルコールのせいで病院に送られる人や、命を落とす人はきっとこの世にはいません。ナルコノンには解決策があります。

薬物やアルコールの問題でお困りの方は、すぐにお電話ください。ご本人のみならず、周りの人も救う電話となるはずです。まずは、スタッフが親身にお話をお聞きします。

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