世の中はおかしな事件で溢れています。今回取り上げるのは、ゲストハウスのオーナーが宿泊客に薬物入りのカクテルを提供し、性的暴行をしていたという卑劣な事件です。
記憶がなくなる薬がある?
今回使われた睡眠作用のある薬物は、摂取するとそこからの記憶がまるでなくなってしまうといいます。男はその薬を、自らの経営するゲストハウスの宿泊客に対して、巧妙なやり方で、本人が気付かぬまま摂取するように工作しました。その手口とは、薬をカクテルに入れて、提供するというものでした。
被害に遭われた女性たちは10名にものぼるといいます。飲みすぎたという記憶がないのに、カクテルを飲んでからの記憶がまるでないのだそうです。男は昏睡状態に陥った女性に対して、わいせつ行為を働いたり、性的な暴行を加えたのでした。女性らは目が覚めても自分が被害に遭ったことにすら気が付かずに、ゲストハウスを後にしたといいます。
被害に遭った女性の1人もまた、他の女性と同じようにカクテルを飲んでからの記憶がなかったようですが、酒を飲んでからまるで記憶がなくなったことを不審に思い警察に連絡したそうで。警察が捜査をはじめ、怪しまれていた容疑者のパソコンを押収したところ、性的暴行を加える様子を撮影したデータが出てきたそうです。
ゲストハウスのオーナーが、女性客のお酒に薬を混ぜて乱暴する。普通旅先でそんな事件に巻き込まれることなど想像すらしません。一体世の中どうなっちゃってるんでしょうか。
お酒と薬物
このような卑劣な事件はそう起きるものではないと信じていますが(世に明るみになっていないだけかもしれませんが)、薬物をお酒に混ぜるという手口は昔からあるように思えます。だから一般的に知られているお酒の席でのルール「自分のお酒からは目を離してはいけない。」があるのでしょう。トイレに立つときでも、お酒は空けてからにしなさいという知恵です。デートしている男があなたがトイレに行った隙に、あなたの飲み物に何を入れるか分かりませんからね。
ただ、今回は、そのような知恵を持っていたとしても、未然に防げるような事件ではありませんでした。だって、薬物を混ぜたのはドリンクを作る人であり、あなたが普通警戒しているような相手ではありません。一般的に、お店に入ってドリンクを注文し、そのドリンクに薬物が入っているかを疑う人はそういないでしょう。もし、疑わなければならないような世の中に生きているのであれば、誰のことも信頼することができず、外に出ることすらできません。
今回のような事件は、人々に不安や不信感を与えるような事件です。唯一防げた道があるとするなら、それは提供されるものに一切口をつけないというものだったでしょう。ただ、そんなことは普通あり得ない。今回の事件は、被害女性を苦しめるだけでなく、他の個人経営のゲストハウスや飲食店の社会的地位を傷つけるような事件だともいえます。
お酒を飲まない方がいい?
今回のような常軌を逸している事件にも、残念ながら、お酒が関わっています。お酒の存在が悪いと単にいっているのではなく、悪い人はお酒や薬物を利用するという点を強調しておきます。なぜなら、お酒や薬物は人の判断を鈍らせたり、人を逸脱させたりする効果があることをみな知っているからです。
被害女性のうちの1人は、体をまさぐられる感覚があったが夢かと思ったので、わいせつ行為を受けたことに気が付かなかった。あなたがシラフであれば、明らかにおかしいと気づくようなことも、お酒を飲んだせいで気が付かないこともある。(今回は強い薬の影響でしたが)。
こんな世の中では、自分を守るためにもお酒は飲まない方がいいのではないかというお話です。ぜひ参考にしてみてください!そして、お酒をキッパリとやめて、クリーンに健康で気持ちよく生きたいという方は、ここナルコノンジャパンにご連絡ださい!過去に多くのアルコール依存者が、ここでリハビリに成功していますよ!
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