音楽シーンやSNSによって、大麻にまつわる情報があふれる時代になりました。「合法の国もあるし、大麻はそんなに危なくない」なんて言う人までいます。しかし、僕たちはもっと賢くなっていきましょう。今日は、大麻には「アッパー系」と「ダウナー系」があるというお話です。
大麻の種類を2つに分けると
近年若い世代を中心に広まった大麻の情報は、「オシャレ」や「健康にいい」といった、誤ったイメージまで入り込みました。これはSNSや海外の文化の影響もあります。しかし、大麻には確実にリスクが存在しますし、子どもやお年寄りが知らずに摂取した結果深刻な体調不良を引きおこした事件はひとつやふたつではありません…。
また、日本では、使えば刑事罰の対象にもなります。それにも関わらず欲する人が絶えないことを見れば、大麻がいかに依存性の高い薬物であるかに気づくでしょう。そしてそれにも関わらず、大麻を摂取することにメリットを感じる人がたくさんいるということでもあります。
一口に「大麻」といっても、その種類や、うたわれている効果は一様ではありません。主に次の2種類に分けられます。
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サティバ種(Sativa)
気分が高まり、エネルギーに満ちた気持ちにさせると言われ、クリエイティブな活動や、人といっしょに楽しむために使うことが多い。 -
インディカ種(Indica)
リラックス効果が強く、心身を落ち着かせると言われ、不安を和らげたり、眠りを促したりするために使われることが多い。
これらの違いから、サティバはアッパー系、インディカはダウナー系と呼ばれることがあります。
アッパーでもダウナーでもなく〇〇
しかしながら、現在出回っている大麻の多くが、サティバとインディカの特徴を併せ持つハイブリッド種です。そのため、「サティバだからアッパーになる」「インディカだから必ずダウナーになる」と言い切ることはできません。
さらに、効果を左右するのは品種だけではありません。大麻に含まれる成分、THCとCBDいう成分のバランスも関係しています。THCが多いほど強いハイ(高揚感)が得られます。ですから、サティバであれインディカであれ、THCの量が極端に高ければ、その分幻覚や錯乱、パニック発作を起こしやすくなります。
これは、薬物の効き目がどのように進んでいくのかを今一度おさらいする良い機会かもしれません。以前のブログでもお伝えしていましたが、薬物の効き目は次の順番で進んでいきます。
- 少量だと速くなる
- 多量だと遅くなる
- それ以上取り続けると眠る
- 命を落とす
その人がハイになっていたとしても、より多くの量を取ればその人の動きは遅くなっていき、やがて眠り、命を落とすでしょう。その薬物自体がアッパーかダウナーかということよりも、単にこの指標のどこにいるかを知ることの方がよっぽど価値があります。
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アッパーだろうがダウナーだろうが
アッパー系、ダウナー系どちらであれ、大麻には危険性があります。一時的な快楽に惹かれて使い始めたとしても、大麻の毒が体に(特に脂肪細胞に)たまり続けることで、だんだんと大麻を断ち切れない心と体になっていきます。
さらに悪いニュースですが、近年では遺伝子操作によってTHC含有量が極端に高められた大麻も流通していて、依存性や健康リスクはこれまでの比ではありません。「ナチュラルだから安全」と思い込むのはもう時代遅れです。
こちら、薬物リハビリ施設ナルコノンでは、見事に大麻依存を克服した人たちがいます。ぜひ体験談を読んでみてくださいね。
たとえアッパー系でも、ダウナー系でも、大麻は「無害な嗜好品」とは呼べません。楽しい側面だけを切り取った情報に流されず、冷静にリスクを見極める目を持ってください。
もしかしたらこれを読んでいるあなたは、薬物で苦しみ、その痛みから逃れたいと思っているかもしれません。もしくは助けたい人がいるのかもしれません。
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