こんにちは。薬物リハビリ施設ナルコノン卒業生スタッフのアンソニーです。
「覚醒剤は怖い」とはよく言われますが、実際にどれほど危険なのか、リアルに想像できる人は少ないでしょう。
特にメタンフェタミン(覚醒剤)は、たった一度の使用で、人の心と人生を破壊する薬物です。
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メタンフェタミンが引き起こした衝撃の実話3選を紹介します。
自分や大切な人を守るために、ぜひ最後まで読んでください。
メタンフェタミンとは
メタンフェタミン(覚醒剤)は、コカインなどの強力なストリート・ドラッグと同じクラスに位置付けられる違法薬物です。この薬物には多くの呼び名があり、日本ではシャブ、スピード、エス、また海外ではメス、クランク、チョークと呼ばれています。もともと白い結晶状の薬物で、使用者はこれを微粉末にして鼻から吸引したり、喫煙したり、注射器で注入したりします。
しかしどんな方法で取ったとしても、この薬物を取ると、続けて取りたいという強い欲求が引き起こされます。なぜなら覚せい剤は、見せかけの幸福感や充実感、根拠のない強い自信、異常な活発さ、エネルギーをつくり出すからです。また、食欲もなくなります。このタイプの薬物の作用は、通常6~8時間続きます。しかし、24時間続くこともあります。最初は何らかの快感を得られるかもしれませんが、いったん取り始めると、覚せい剤はその人の人生を破壊し始めます。
暴力団幹部の放火殺人
1970年代、京都で起きた悲惨な事件です。
メタンフェタミン中毒に陥った暴力団幹部は、強い被害妄想に取り憑かれました。
「誰かに命を狙われている」と思い込んだ彼は、所持していた短刀で妻や仲間を刺し、その後ガソリンをまいて自室に放火。
結果、2人が死亡し、3人が重傷を負いました。
幻覚によって、大切な家族さえ「敵」と認識してしまった恐ろしい実例です。
(出典:警察庁 昭和50年警察白書)
経営者が従業員刺殺
北海道では、飲食店の経営者が覚醒剤に溺れ、凄惨な事件を起こしました。
従業員が売上金を盗んだと妄想した彼は、突然調理場から牛刀を持ち出し、従業員を何度も刺して殺害しました。
実際には盗みなど存在しなかったにもかかわらず、メタンフェタミンの影響で「絶対に盗まれた」という妄想に支配されていたのです。
(出典:警察庁 昭和55年警察白書)
無職男性が民家侵入
岡山県では、メタンフェタミン使用中の33歳無職男性が異常行動に走りました。
深夜4時、近所の老婆宅の床下に潜り込み、畳を押し上げて布団の下から侵入しようとしたのです。
幸い、老婆の叫び声で警察が駆けつけ、現行犯逮捕されましたが、状況次第では命に関わる事件になっていたかもしれません。
覚醒剤による幻覚が、現実と妄想の境界を完全に壊してしまった一例です。
(出典:警察庁 昭和55年警察白書)
「自分は大丈夫」は危険
これらの加害者たちは、もともと普通の社会生活を送っていた人たちでした。
特別な犯罪者だったわけではありません。ただ一度、メタンフェタミンに手を出してしまった──それだけで、全てが狂ったのです。
「自分だけは大丈夫」と思っている人ほど、薬物の魔力に飲み込まれていきます。
未来を守るために
メタンフェタミンは、あなたの脳を破壊します。
理性を失い、妄想に飲み込まれ、取り返しのつかない犯罪や悲劇を引き起こす危険があるのです。
誰かに誘われても、絶対に「NO」と言いましょう。
未来の自分を守れるのは、今のあなた自身だけです。
お困りの方はナルコノンへご連絡を
大切な未来を守るために、どんな場面でも自分を大切にする選択をしましょう。
ナルコノンは、長年不可能と思われてきた、薬物依存からの克服を可能にしています。問題を抱えている方、助けたい人がいらっしゃる方は、今すぐにナルコノンにご連絡ください。
頼もしいスタッフたちがお待ちしています。まずはお話をお聞かせください。
警視庁警察白書
https://www.npa.go.jp/publications/whitepaper/index_keisatsu.html
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