こんにちは、薬物リハビリ施設ナルコノンジャパン卒業生のアンソニーです。シャブは主に「炙り」と「注射」の二つの摂取方法がありますが、今回は「注射」についてのお話になります。病気ではない限り、普通に生きてたら「注射」をする機会は滅多にありません。注射自体、多くの人にとって非日常的な経験ではありますが、一部の覚醒剤使用者にはとても身近な経験だったりします。さて彼らはどこにシャブを注射するのでしょうか?今日はそんなお話しです。
シャブとは
シャブ(覚醒剤)は、コカインなどの強力なストリート・ドラッグと同じクラスに位置付けられる違法薬物です。この薬物には多くの呼び名があり、日本ではシャブ、スピード、エス、また海外ではメス、クランク、チョークと呼ばれています。もともと白い結晶状の薬物で、使用者はこれを微粉末にして鼻から吸引したり、喫煙したり、注射器で注入したりします。
しかしどんな方法で取ったとしても、この薬物を取ると、続けて取りたいという強い欲求が引き起こされます。なぜなら覚せい剤は、見せかけの幸福感や充実感、根拠のない強い自信、異常な活発さ、エネルギーをつくり出すからです。また、食欲もなくなります。このタイプの薬物の作用は、通常6~8時間続きます。しかし、24時間続くこともあります。最初は何らかの快感を得られるかもしれませんが、いったん取り始めると、覚せい剤はその人の人生を破壊し始めます。
シャブはどこに打つ?
さて、シャブを注射器で注射する場合、体のどの部分に打つのでしょうか?
腕の血管
腕の血管は注射に最適な部位です。覚醒剤に限らず、病院でワクチンを注射してもらう時や献血の時、腕の血管を出して針を入れますよね。腕の内側のちょうど腕が曲がるところです。最も注射に適した体の部位は腕であることから、覚醒剤の使用者も最初は腕の血管から注入することが多いです。
足の血管
覚醒剤の使用者は足の血管からも入れることがあります。腕同様、ズボンで隠せるためですね。太ももやふくらはぎ、足の甲には沢山の血管が浮き出ています。それらの血管を狙って注射の針を刺すんですね。
手の血管
ここまでくると、かなり重度の覚醒剤依存者だと分かります。基本的に同じところに針を何度も刺すと、皮膚が硬くなって、針が刺さりにくくなります。
腕や足の血管に針が刺さらなくなってきた人は、やがて手の甲の血管に入れ始めるのです。手の甲に傷があるとかなり目立ちますが、それすら気にならなくなってしまった人は手の甲にも針を刺してしまいます。
肛門…?
私も初めて聞きましたが、肛門から覚醒剤を入れる人がいるんだとか。あらゆる血管が潰れてしまった結果、最後は肛門から覚醒剤を注入するそうです。その衝撃のインタビューを引用しておきます。気になる方はブログ一番下にリンクを貼っておきましたので、ご覧ください。
もう血みどろになるんやがな、それでもクスリ入れたいねん。どないするかいうとな、注射器に逆流した血みどろの液を冷凍して備蓄しておくんや。で、注射器の針をバーナーで炙って、先を丸くしてから、解凍したクスリを、ケツの穴から注入するしか手がないんや。ここまで来たら、シャブ中もかなりの筋金入りや」
シャブを打つ手が止まらない
シャブを注射で打つと、その依存性は「炙り」に比べて格段に跳ね上がります。逮捕されずに注射の覚醒剤をやめたという人を聞いたことがありません。注射で覚醒剤を打っている人は、覚醒剤の逮捕歴があり、それでもやめられない人がほとんどです。
しかし、ここ薬物リハビリ施設ナルコノンジャパンでは、注射での覚醒剤依存を見事に克服した卒業生の方がいらっしゃいます。彼は「完全に欲求がなくなった」とインタビューで話しており、元気に社会に復帰されました。一度彼の言葉を聞いてみてください。
薬物に特化したリハビリを行うことで、ご本人の心身のみならず、人間関係、そして人生そのものを改善している人々が実際に生まれています。薬物を手放せなくなっている方を知っている、もしくはご自身がそうだという方、ナルコノンにご相談ください。あなたの勇気ある一声が、1本の電話が、1つの命を救います。新しい人生を手にするチャンスはここにあります。今すぐにナルコノンにお電話ください。まずはスタッフが、親身にお話をお聞きします。
参照ページ:
シャブにまみれたオンナたち 日本のシャブ事情
https://jbpress.ismedia.jp/articles/-/56271?page=3#google_vignette
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