こんにちは、薬物リハビリ施設ナルコノンジャパン卒業生のアンソニーです。前々回のブログから引き続き今話題の「大麻グミ」を特集しております。気になる方は是非最後までご覧ください!ということで、大麻グミがあの激安量販店ドン・キホーテで売られているという噂を聞きつけましたので早速調べてみました!
大麻グミとは
最近ニュースでもよく取り上げられている「大麻グミ」とは一体何なのでしょうか。大麻グミとは、厳密には大麻の違法成分である「THC」を模してつくられたHHCHという成分です。
つまりHHCHという成分が大麻グミなんだ!と言われても、いまいちピンとこないですよね。ちょっと分かりやすく説明してみます。
大麻は日本では違法薬物として指定されている立派な薬物なのですが、厳密には大麻に含まれる「THC」という成分をターゲットにして取り締まっているのです。成分というのは、食べ物でいうところの「アミノ酸」や「ビタミン」「タンパク質」などの栄養成分と同じ意味です。卵にタンパク質が含まれているように、大麻という植物に「THC」が含まれています。
卵を摂取すると体内にタンパク質が取り込まれるように、大麻を摂取すると体内にTHCが取り込まれます。
このTHCという成分が人体に悪影響を与えるので、国によって規制されているのです。そして今話題のHHCHというのは、このTHCと似た成分であることが分かっています。ビタミンの中にもビタミンAやビタミンC等たくさんの類似の成分があるように、THCにも類似の成分がたくさんあります。HHCHはその一つなのです。
つまり、HHCH≒THC(大麻)です。
※「≒」はニアリーイコールと読み「イコールではないがほとんど等しい」ことを意味します。
話題のHHCHでも、THCでも、それがグミに含まれると「大麻グミ」と呼ばれます。クッキーやチョコの場合は「大麻クッキー」や「大麻チョコ」となります。大体のイメージはついたでしょうか?
大麻グミがドンキで買える?
結論から言いましょう。大麻グミは激安の殿堂ドン・キホーテには売っていません。
おそらく、大麻グミがドンキで買えるという噂はドンキが「CBDグミ」という大麻関連商品を取り扱っていることから勘違いされて広まったのでしょう。実はこのCBDという成分もまた、大麻から検出されるのです。それでは、なぜ「CBDグミ」は合法で売られているのかという疑問が浮かびます。
先ほども説明したように、一口に大麻と言っても日本が取り締まっているのは厳密には「THC」という成分なのです。一方で大麻から検出されるCBDは「THC」のような毒ではないと解釈されているため、取り締まりの対象となっていないのが現状です。
つまりCBD≠THC(大麻)という解釈です。
※「≠」はノットイコールと読み「イコールではない」ことを意味します。
大麻由来であるという意味では「CBDグミ」のことを「大麻グミ」と言ってもいいでしょう。しかし現状の法的な解釈に寄せて言えば、「CBDグミ」と今話題の「大麻グミ」は区別されるのです。
大麻グミは合法ではありません
本日2023年12月2日から「HHCH」は販売や所持、使用が禁止されています。
HHCHは数あるTHC類似成分の一つに過ぎません。ここ数年の間にTHCH、THCO、HHCなどが立て続けに規制されています。THCを模して作られた成分は、法律の網をくぐるためだけに作られています。そして人体への影響は未知数です。摂取をしないでください。
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