こんにちは、ナルコノン卒業生のアンソニーです。今回は最近話題になっているMDMAについて。薬物には「アッパー系」や「ダウナー系」という分類があるのをご存知でしょうか?そして使い方によっては、アッパー系にもダウナー系にもなりうる薬物というのも存在します。今日はそんな薬物の分類について解説しながらMDMAについてお話ししていきます。
アッパー系とダウナー系の薬物
まず、アッパー系、ダウナー系とは一体何なのかをおさらいしましょう。
アッパー系は、人間を興奮させたり、体内の機能や動きを速くさせます。覚醒剤はアッパー系の代表的な薬物と言えるでしょう。興奮状態が続くためにずっと何も食べずにいられたり、何日も続けて起きていられたりします。ダウナー系は、人間を落ち着かせたり、身体の機能を抑制します。大麻はダウナー系に分類されます。よく大麻の効果として挙げられる「リラックスする」とか「落ち着く」というような感じです。ダウナー系の薬物を摂取するとやる気が起きなくなってボーッとしたり、興奮が止んだりします。
ではアルコールはどうでしょうか。アルコールはその量によってアッパーにもダウナーにもなり得ます。一口に「酔い」と言っても、酔い方は色々あります。酔った人がおしゃべりになったり、踊ったりあるいは奇声をあげたり奇行に走ることはよくあることです。これはアルコールがアッパー系の薬物としての効果を発揮している証拠です。そのとき人は興奮状態にいますね。お酒を飲んで「楽しい」と思うのは紛れもなく興奮しているからでしょう。
MDMAはアッパー系の薬物?
アルコールの話の続きになりますが、アルコールがダウナーとしての役割を果たす時はどのような時でしょうか。勘のいい方はすでにお分かりかと思いますが、それは飲み過ぎた時です。楽しかったはずのお酒も、ひとたび体の限度を超えて飲み過ぎてしまえば、楽しくなくなります。楽しめないどころか、吐き気を催して気持ち悪くなったり、視界が定まらずその場で動けなくなってしまうようなこともしばしば。この時アルコールは身体の機能を抑制するダウナー系の薬物として作用しているのです。
ここでMDMAという薬物がアッパー系なのかダウナー系なのかという本題に入っていくわけですが、みなさんはどっちだと思いますか?もちろん使用したことがないという人がほとんどだと思いますので、簡単にMDMAがどのように使用されるのかについて説明したいと思います。
MDMA(エクスタシーとも)とは、一般的にオールナイトのレイブ・パーティーやダンスクラブで乱用される「クラブ・ドラッグ」として位置付けられる薬物です。また、MDMAは「ラブ・ドラッグ」と呼ばれることがあります。それはこの薬物が色や音への知覚を高め、また人に触れるとき、特にセックスしている際に感覚を高めると考えられているからです。
MDMAは〇〇系の薬物!
さて、クラブやセックスの時に使われる薬物ということでおおよそ察しはついているのではないでしょうか。そのような場所や行為の時、人はどのような精神状態にいるのか、あるいはそれを望むのでしょうか。
そうです、MDMAはアッパー系の薬物です。MDMAは人を興奮させる作用があり、MDMAの使用者はその作用を求めてMDMAを摂取します。MDMAが覚せい剤と化学構造が似ているということからも立派な興奮剤、アッパー系の薬物と言えるでしょう。
これを読んだ人はMDMAは取らないようにしてくださいね。なにしろ何が入っているか分からないですから。
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