こんにちは、ナルコノン卒業生のアンソニーです。突然ですが、あなたはアルコールを飲みますか?飲むならば、どのくらいの頻度で飲んでいますか?習慣的にお酒を飲むことで酒に強くなると主張する人もいますが、実際はどうなんでしょうか。
【アルコールを毎日】で強くなるか
アルコールを毎日飲むと強くなるのか。そもそもアルコールに強くなるというのはどのような状態のことでしょうか。おそらく俗にいうアルコールに強いというのは、ちょっとやそっとでは酔わない、大量の酒を飲んで初めて酔い始めるような状態のことを言っているのではないでしょうか。では毎日アルコールを飲めば強くなるのか。いいえ、アルコールの耐性がつくだけで、強くなることはありません。
むしろアルコールを毎日飲むことは、アルコール依存症への危険性を高めることになります。
アルコール依存症、いわゆる「アル中」には以下の4つの症状があります。
1.アルコールへの渇望:飲酒への強い欲求、抑えられない衝動。
2.自制できない:どんな場合にも飲酒の量を抑制できない。
3.身体的な依存:過剰な飲酒を一定期間続けた後、飲酒を断つと、吐き気や発汗、震え、不安といった禁断症状が起こる。
重度の依存症には、痙攣など命にかかわる深刻な禁断症状があります。それは、飲酒を止めてから8~12時間後に起こります。3、4日経つと精神錯乱が起こり、極端な興奮や震え、幻覚、現実感の喪失といった症状を経験します。
4.耐性:酔うために必要なアルコールの量が増えていく。
アルコールを毎日飲めばだんだんと耐性がついていきます。耐性がつけば、前ほど簡単にはすぐ酔わなくなるでしょう。しかしそれは、アルコールという薬物がもつ副作用のようなものです。決していわゆる「飲める口」になったわけではありません。
アルコール文化日本?
まず日本でのアルコール捉え方は他の国とはちょっと違っています。アメリカを例にとりましょう。日本では飲酒運転をすると、運転手が法律違反により罰せられます。しかしこれは運転手に限った話であって、同乗している人が飲酒していても問題はありません。
アメリカの場合は少し違います。運転手はもちろんの事、厳密には助手席や後部座席に乗っている人全員が飲酒してはいけない決まりです。また飲酒に限らず、車内に開封後のお酒が置いてあるのも違反にあたります。
またアルコールの販売に関するルールにも違いがあります。日本ではコンビニに行けば24時間いつでもお酒を買うことができますよね。対してアメリカでは、州によってお酒の販売について厳しい規制があります。例えば販売できる時間帯や場所が限られていること等です。アメリカに限らずアルコールの販売に時間的な制約を設けている国は少なくありません。
よく言えば日本はアルコールに対して寛容なのでしょう。アメリカと違って日本ではマリファナ(大麻)が日本全土で規制されていることもあり、その代わりアルコールならば広く認めてしまおうというスタンスなのかもしれません。
しかし、アルコールに対して寛容な、ある意味不干渉な文化はそれ自体良いことなのでしょうか。アルコール=ドラッグという他国では難なく受け入れられる価値観が、日本では全くと言ってよいほど通用しません。
アルコール依存に陥ってもそれは自己責任で本人の問題であるという態度が多いです。しかしアルコールはドラッグですから、誰しも依存する可能性があるわけです。そのことを踏まえて一度、アルコールに対する認識を改めるのもよいのではないでしょうか。
アルコールを毎日飲んでも強くならない
結局のところアルコールを飲めるかどうかは素質によるところが大きいです。鍛えて強くなるどころか、アルコールへの耐性が増し飲酒量が増えて、結果体を壊す羽目になります。
アルコールが沢山飲めるからといって何になりましょう。アルコールをたくさん飲めるということは、身体に無理を強いる可能性すら高く、いいことなどありません。アルコールを毎日飲むのはやめてください。
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